はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

知られざるマイナー保有ビットコイン、Coin Metricsが新たな推定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイナーの動向を正確に

Coin Metricsが、ビットコインマイナーの保有量を調べる新たな手法を発表した。従来の手法では検知できなかった動向を新たに観察できるという。

新たな手法では、コインベーストランザクションから受け取りのあった全てのアドレスを収集し、それらに「0-hopアドレス」としてラベル付けを行った。コインベーストランザクションとは、ビットコインのブロック生成によるマイニング報酬がマイナーに与えられるトランザクションをいう。米国の大手取引所コインベースのトランザクションを指すものではない。

さらに、これらの0-hopアドレスから受け取りのあったアドレスは1-hopアドレスと分類される。通常、マイニングプールが報酬を得ると、0-hopアドレスからマイナーへと報酬が分配されることから、0-hopアドレスはマイニングプールの運用者を、1-hopアドレスはマイナーを表すと考えられるという。

これまでは0-hopアドレスの動向によりマイナーの動きを推定していたというが、それではプールの運用者の活動を推定していたことになる。マイニングプールの仕組みが登場する以前にはこの手法が当てはめにくいほか、0-hopアドレスから受け取りのないマイナーのアドレスがタグ付けできないという課題があるが、それでも、従来の手法に比べ大幅改善が見られるとしている。

出典:CoinMetrics

1-hopアドレスの保有量が急増したタイミングでは、大量のビットコインを保有するアドレスが0-hopアドレスからの受け取りにより新たに1-hopアドレスに数えられるといった場合がある。

また、1-hopアドレスを追うことで、従来の推定テクニックである0-hopアドレスの追跡では特にトレンドの無かった時期にも、動きがあったことが検知されているという。

例えば、2020年5月に実行された3度目のビットコイン「半減期」前には、グラフから分かるように1-hopアドレスの保有量が増加に転じており、前後する期間で計383,000BTCが蓄積された。しかし、この期間において0-hopアドレスに目立った動きはなかった。

マイナーには電気代などのコストを支払うために、常にビットコインを現金に交換する需要が存在している。そのため、大量のビットコインを保有するマイナーの動向は常に関心を集めてきた。ビットコインの実現した総供給量が増えるにつれ、マイナーの影響力は次第に減少してきていることも事実とはいえ、今後も注目される指標であることに変化はない。

参考:Coin Metrics

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/29 月曜日
18:10
イオレ、SLASH VISIONと提携 レンディングと決済サービスの連携強化へ
イオレはSLASH VISIONと提携し、仮想通貨レンディングや決済サービスの連携を強化。ウォレット基盤を活用し利便性と収益機会を拡大する。
15:04
UXLINK、トークン全面スワップなどセキュリティ被害の緊急対策と補償計画実施へ
UXLINKハッキング事件が発生し、マルチシグウォレットの脆弱性により約30億円が不正流出した。攻撃者による偽造トークン大量鋳造でUXLINK価格が暴落するなどの影響が生じたが、被害者救済と補償計画のため、新コントラクトへの全面移行、1:1トークンスワップ、被害者補償計画などを実施する。
14:05
米政府閉鎖リスクによる仮想通貨市場の影響は? 規制や法整備遅延の懸念も
米国の政府閉鎖リスクが高まり、28日にビットコインは5.7%、イーサリアムは10%下落した。また、規制当局の審査機能停止によりETF承認など、仮想通貨規制の遅延が懸念されている。
14:00
投資ファンドSIGなど出資 クオンタムソリューションズがイーサリアム財務戦略を打ち出す
東証上場のクオンタムソリューションズが日本企業初のイーサリアム財務戦略を発表。米大手SIG、ARK、IAMから大規模資金調達。潜在株式は最大4,400万株に。
12:09
「ハイパーリキッドは初期のソラナを彷彿とさせる」アーク・インベストのキャシー・ウッドが強い関心
資産運用会社アーク・インベストのキャシー・ウッドCEOが、ハイパーリキッド(HYPE)への高い関心示した。また、「仮想通貨ビッグ3」を挙げ、ゴールドの上昇についても意見した。
09:55
中国の大手資産運用会社「チャイナAMC香港」、イーサリアム上MMFの総資産額750億円規模に
中国最大級の資産運用会社チャイナAMCが運用するイーサリアム上トークン化MMFが750億円規模に達している。一方で中国当局はRWA製品について監視強化していると伝えられる。
09/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH年末1万ドル予想やマルチ資産ETFがXRPやSOLに投資拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
今週のビットコインは反落推移、FRB慎重姿勢で利下げ観測後退|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は上昇から一転反落し1650万円台で推移。クジラのETH売却や利下げ観測後退が影響。CME先物の窓埋め後も失速し、9月安値に接近。米政府閉鎖リスクがBTCに与える影響をビットバンクのアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨|金持ち父さん著者のBTC・ETH保有に高い関心
今週は、金持ち父さん貧乏父さん著者のロバート・キヨサキ氏の仮想通貨ビットコイン・イーサリアム保有、アーサー・ヘイズ氏の市場展望、バイナンス共同創設者CZ氏の対談に関する記事が最も関心を集めた。
09/27 土曜日
13:35
米サイバーホーネット、S&P500指数とXRP・SOL・ETH連動のETF承認を申請
米投資運用会社サイバーホーネットが米SECに仮想通貨とS&P500指数を75対25の比率で組み合わせた3つのETFを申請したことが明らかになった。
13:30
メタマスクトークンの可能性は?注目理由やリスクをわかりやすく解説
メタマスクのエアドロップは? メタマスク(MetaMask)の独自トークン(仮称:MASK)について、開発会社Consensysのジョセフ・ルービンCEOがインタビューで「予想…
11:35
日本、アジア太平洋地域でXRP市場の成長率トップに チェイナリシス報告
チェイナリシスの調査によると日本の仮想通貨市場がアジア太平洋地域において成長率で首位になった。規制整備が背景にあるとみられる。また、XRPが人気の銘柄だった。
11:15
デジタル証券がSBIや三菱UFJなどから3億円調達、累計12億円に
デジタル証券株式会社は新たなラウンドで3億円の資金調達を完了したと発表した。SBIベンチャーズ、三菱商事、三菱UFJキャピタルが出資し、累計調達額は12億円となった。
09:45
ビットコイン・トレジャリー企業のPIPE後、株価大幅下落の傾向 CryptoQuant分析
仮想通貨ビットコインを蓄積する企業がPIPE投資による資金調達を行った後、株価が大幅下落する傾向がある。CryptoQuantの分析した実態と今後の予想を解説する。
09:20
ブロックチェーンゲーム「キャプテン翼RIVALS Polygon/Oasys」、11月28日にサービス終了
「キャプテン翼RIVALS」の運営チームが2025年11月28日でのサービス終了を発表。長期運営を目指もゲームエコシステムの継続が困難になったと説明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧