米VanEck、ドイツでビットコインETNをローンチ

ビットコインETNをローンチ

米投資運用企業VanEckは25日、ドイツ証券取引所の電子取引プラットフォーム「XETRA(クセトラ)」に、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の上場投資証券(ETN)をローンチしたことを発表した。

上場商品の名称は「VanEck Vector Bitcoin ETN」。この商品を買う投資家はBTC自体を買わなくても、BTCのパフォーマンスに直接投資ができるという。

ETNは「指標連動証券」とも呼ばれ、上場投資信託(ETF)と同様に商品価格や株価指数等の指標に連動する金融商品。発行体がその信用力をもとに特定の指標に連動することを保証する債券であるため、裏付け資産を必要としない点などがETFと異なるポイントにあがる。

しかし、VanEckは、ETNの組成に対し、投資された資金は実際にBTCを購入するために利用し、完全に現物を裏付け資産にするとしており、現物ビットコインとより関連性の高い形で提供を行うとしている。価格の指標にはBTCの価格に直接リンクした「MVIS CryptoCompare Bitcoin VWAP Close Index」という指標を利用する。

同社の欧州責任者はETNについて、「BTCは他の資産との相関性が低く、ポートフォリオの多様化に役立つ。ウォレットが必要なく、ETFと同様に容易に購入や保有を行える」と説明。

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またデジタル資産戦略担当のGabor Gurbacsディレクターは企業としての取り組みについて、「VanEckはBTCに特化した金融の技術革新をサポートしている。現物に裏付けられたBTCの上場投資商品(ETP)を市場に提供することが、当社の1番の優先事項だ」と述べている。

そして今後についてGurbacs氏は「規制を意識した革新的な投資サービスを、欧州やアジアを初め世界中の顧客やパートナーに提供していきたい」と意欲を見せた。

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VanEckはセキュリティを高めるため、規制に準じたカストディ企業Bank Frickと協業し、コールドウォレットでBTCを保管するとしている。

参考:VanEck

著者:S.Ninomiya

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