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中国とUAE、香港とタイのデジタル通貨(CBDC)共同研究に合流

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国とUAEの中央銀行が新たに参加

タイと香港の中央銀行が行っている中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の共同研究に、中国とアラブ首長国連邦(UAE)も参加することが発表された。

香港金融管理局(HKMA)とタイ中央銀行(BOT)は2019年に「Project Inthanon—LionRock」という名称の、CBDC共同研究プロジェクトを立ち上げている。

仲介機関を迂回して銀行間で直接決済を行う大規模な実証実験を行い、2020年に結果を報告した。

この共同研究に中国人民銀行(PBoC)とアラブ首長国連邦中央銀行(CBUAE)も新しく加わることになる。プロジェクト名も「複数中央銀行デジタル通貨(m—CBDC)ブリッジ」に変更された。

プロジェクト目的の一つは、分散型台帳テクノロジー(DLT)を使用して、国際的に24時間年中無休でリアルタイム取引を行う可能性を検討することだ。国内通貨と外貨の両方を、国境を越えたビジネスの場面で使用する事例も調査するという。

「m—CBDCブリッジ」プロジェクトの共同声明によると今後も、アジアやその他の地域の中央銀行が、国際取引におけるDLTの可能性を共同で研究できるような環境をさらに構築していきたいとしている。中国やUAEに続いて、さらに新たな参加者が加入することも期待しているようだ。

最終的には共同研究の成果によって、現在国際決済の問題点とされている「非効率性、コストの高さ、複雑な規制遵守手続き」などが緩和されることを目指しているという。

香港とUAE中銀はフィンテックで協力する覚書も締結

香港金融管理局(HKMA)とアラブ首長国連邦中央銀行(CBUAE)は、同時にフィンテックに関する協力を強化するための覚書(MoU)も結んでいる。革新的な金融サービスや規制の開発について、協力体制を強化していくことが目的だ。

HKMAの最高責任者Eddie Yue氏は「当局は国際的なフィンテック・ネットワークを拡大して中東のパートナーを得るために、かなり努力してきた」と語っている。また、UAE中銀のCBDCプロジェクト参加について「新しい考えや視点をもたらしてくれることを楽しみにしている」と続けた。

また、UAE中銀総裁のH.E Abdulhamid M. Saeed Alahmadi氏は、次のように述べている。

私たちは最近、分散型台帳技術を使った国内および国際取引について、サウジアラビアとの間で概念実証プロジェクトを完了したところだ。これまでに得られた経験を活用し、m—CBDCブリッジプロジェクトに参加できることは非常に嬉しい。

UAEは昨年、サウジアラビアとの間で行ったCBDCの実証実験についてレポートを発表している。

この実験では1年をかけて、CBDCのユースケースが設計、実装、運用され、その結果や得られた教訓が文書化された。分散型台帳技術(DLT)により、中央銀行が国内・国際決済の両面で新たな方法を検討することができるようになるとしている。

関連:UAEとサウジアラビア、中銀デジタル通貨の実証実験結果を発表

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