仮想通貨取引所FTX、米大手株取引アプリ「ロビンフッド」のプレIPOトークンを取り扱い開始

ロビンフッドのプレIPOトークン取引

仮想通貨デリバティブ取引所のFTXが、米大手株式・仮想通貨投資アプリ「ロビンフッド」のIPO(Initial Public Offering/新規株式公開)に先立ち、トークン化された「Pre-IPO」のトレードを開始した。

ティッカーシンボル『HOOD』として米ドル建ての取引になる。現在、約82ドルで取引されている。

出典:FTX

ロビンフッドの株式上場はまだ行われていないものの、FTXのその他のトークン化された株式(Fractional Stocks/フラクショナル・ストック)と同様に取引される。

また、HOODの取引は2021年2月1日に報告された全シェア数をもとに推定時価総額が算出されたもので、必ずしもロビンフッドの現在の業績や将来上場した場合のシェア数などのデータに一致しない可能性がある。

ロビンフッドは3月24日、SEC(米証券取引委員会)に株式上場の目論見書を提出したことを公表した。一般的な資金調達方法IPO(新規公開株式)ではなく、コインベースなども採用する「直接上場」で行うと見られている。

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若年層を中心に絶大な支持とユーザー数を得ている投資アプリ「ロビンフッド」といえば、今年の1月に起きたゲームストップ株やドージコインの価格暴騰でも反響を呼んだ。昨年にはテスラなど米株価の高騰にも大きな影響を及ぼしたとされる。

ゲームストップ株は、米ソーシャルニュースサイトRedditの投資フォーラム「WallStreetBets」に集う個人投資家集団が、空売り攻勢を仕掛けていたウォール街のヘッジファンドを踏み上げるなどして相場急変を引き起こし、金融規制当局や米議会の監査対象にもなった経緯がある。

ロビンフッドは今年2月には、仮想通貨の現物取扱いも提供する計画を発表しており、仮想通貨の関連サービスを拡大する意欲を見せている。

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著者:菊谷ルイス

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