はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手監査法人EY、ブロックチェーン領域に110億円規模の追加出資へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

EY、ブロックチェーン関連の発表

世界四大会計事務所(BIG4)の一角である監査法人アーンスト・アンド・ヤング社(EY)は17日、ブロックチェーン領域の開発資金として1億ドル(約110億円)の追加出資を発表した。同時にDeFi(分散型金融)対応のスマートコントラクトの分析ツールや、プライバシーに特化したゼロ知識証明ベースのプロトコルなどに関する情報もリリースした。

ブロックチェーン分野に追加出資

EY社はまず、ブロックチェーン分野のソリューション拡大やプロトタイプ開発に向け、約110億円(1億ドル)の追加出資を発表。資金は暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術に関する調査やエンジニアリングなどに充て、トークン化やスマートコントラクトなど、新しい技術への対応を加速化させる狙いがある。

EY社のCarmine Di Sibioグローバル会長兼CEOは、以下の通りコメントした。

過去5年間で、我々はブロックチェーンに投資して、革新的なソリューションを開発してきたため、EYはこの新たな業界でリーダーとしての地位を確立した。

ブロックチェーンの導入が進み、EYの顧客からも需要が高まる中、今後も様々な課題やニーズに応えていきたい。

新たなスマートコントラクト監査ツール

またEY社は、既に提供されている「EY Blockchain Analyzer」を通して、新たなスマートコントラクト・トークンの監査ツールを発表。DeFi(分散型金融)領域におけるスマートコントラクトのコードのレビューや、メインネット取引のシミュレーションやスマートコントラクト専用のテストを提供する。

データ・プライバシーにも応用

他にもEY社は、プライバシーに特化したゼロ知識証明(ZKP)を活用したプロトタイプのコンパイラ「Starlight」の開発に、EYチームが携わっていることを明かした。

同社は2019年にも同技術を活用したプロトコル「Nightfall」をリリースした経緯がある。ゼロ知識証明(ZKP)技術は匿名性などプライバシー保護に特化した技術。匿名銘柄の代表例として知られるジーキャッシュ(ZEC)などで活用されている。

EY社は事業間の機密情報を共有する際、データ・プライバシーを保護するためのソリューションとしてこれらのプロトコルを開発していると説明。共有されたネットワーク上での機密性担保や、データ保護への高まる懸念を背景に、パブリックチェーン上のプライベートな取引を可能にする技術に着目したという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧