ビットコインの押し目買い、5750億円相当のステーブルコイン流入

ビットコイン相場と金融マーケット

仮想通貨市場では、ビットコインやアルトコインが大幅反発。

42,000〜43,000ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)でもみ合っている。引き続き警戒すべき局面ではあるが、一旦は下げ止まった。市場の視点は峠を越えたかどうかに移っているものと思われる。

ビットコインが前日比10.7%高の452万円(41,400ドル)となったほか、イーサリアムが前日比20.5%高の31.5万円、XRP(リップル)が前日比12.5%高の129円となった。国内大手のコインチェック上場銘柄では、エンジンコイン(ENJ)が前日比32.8%高と最も反騰している。

出典:コインチェック

オンチェーンデータからは、過去最大規模となる1日あたり52.8億ドル相当のステーブルコインが仮想通貨取引所に流入したことがわかった。20年3月の暴落時にも同様の傾向は確認されている。

Moskovski CapitalのLex Moskovski(@mskvsk)氏は「今回の過去最大級の暴落に伴い、多くの人が押し目買いを行った」との見方を示した。

世界経済などのインフォグラフィックを提供するVisual Capitalist(@VisualCap)は、過去のビットコイン相場のクラッシュと比較して、いかに今回が歴史的な下落幅であったかを紹介した。画像はCoinMarketCapのデータを利用し、ビットコインの過去最高値からの修正幅を示したもの。18年1月の事例では、仮想通貨の大規模な不正流出につながったコインチェックハッキング事件が下落の一因となったとしている。

ビットコインの市場占有率を表すドミナンスは、過去最低水準の30%台から一時46%まで急反発しており、相場急落局面でアルト市場からの資金抜けが顕著であったことを物語っている。

また、GoogleTrendsによれば暴落の影響で「Cryptocurrency(暗号資産)」の検索数が過去最大級まで上昇した。

出典:Google Trend

スコアの値が高いほど、すべての検索クエリに対する割合が高いことを示しているが、絶対数の多さを示すものではない。TOP10には、ナイジェリアなどアフリカ大陸の国が目立つ一方で、かつてユーロ圏金融危機の発端となったキプロス、シンガポールなど世界的金融センターもランクインした。英調査会社のデータによれば、20年6月時点でシンガポールの金融センター指数は、ニューヨーク(米)、ロンドン(英)、上海(中)、東京(日)、香港に次ぐ世界6位の都市に位置している。

19日の仮想通貨暴落を受け、「仮想通貨 何が起きた」「仮想通貨 売るべきか」といったワード検索数は、それぞれ+850%、+400%急増したという。

個別銘柄の動向

米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのCoinbase Proにソラナ(SOL)が新規上場。SOL価格は前日比31.7%高の47ドル台まで大幅反騰した。米国の仮想通貨取引所のSOL新規取り扱いは、Binance.USに続いて2例目となる。

Adam Cochran(@adamscochran)氏は、「コンピュータに例えると、イーサリアムがCPUならソラナはGPUのようなものだ」と持論を展開。そのメリットを強調した。

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