はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨の規制整備を進める」 米財務省幹部候補、上院公聴会で宣誓

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の規制整備へ

現地時間22日に米国で開催された上院銀行住宅都市委員会の指名承認公聴会で、暗号資産(仮想通貨)の犯罪利用に関する質問が上がった。

マネーロンダリングやテロ資金供与といった仮想通貨の悪用をどのように防いでいくかについて議員から質問が上がり、バイデン大統領に指名された財務省の幹部候補2名は、仮想通貨に関する規制整備を進めていくとした。

指名承認公聴会とは

米国の指名承認公聴会とは、大統領が役職に指名した候補者が適任かを議員が判断するために、資質や適格性を見るための質疑等が行われる集会を指す。

▶️仮想通貨用語集

今回、指名承認公聴会の対象になったのは、テロリズム・金融犯罪担当次官候補のBrian Nelson氏と、テロ資金供与担当の次官補候補のElizabeth Rosenberg氏。財務省の組織の担当職に就く適性を判断するために、議員から様々な質問が行われる中で、仮想通貨にも話が及んだ。

両者の主張

仮想通貨の悪用を防ぐための対策を聞かれ、Nelson氏は2020年制定の、マネーロンダリンクを防止するための法律を実行していけば、仮想通貨への対策もカバーできると主張。仮想通貨でも法定通貨でも、銀行秘密法(BSA)を適用できると定めていると説明し、仮想通貨に関連した新たな規制を優先して整備していくと誓った。

Nelson氏は、仮想通貨や新しい技術の規制を整備することと、米国で責任のあるイノベーションが推進されるようにサポートしていくことのバランスの重要性にも言及している。

Rosenberg氏は、仮想通貨の悪用について、国際的な協力が必要であると強調。「規制の枠組みで他の国や地域と協力しないと、犯罪者が米国以外から違法活動を容易に行えてしまう」と述べ、インターネット上で取引が行われる仮想通貨について、他の地域と強調することの必要性を主張した。米国以外の地域と協力することの重要性はNelson氏も言及している。

米財務省については以前、イエレン長官が米国の仮想通貨規制について「取り組む価値がある」とコメントしている。仮想通貨には「マネーロンダリングや銀行秘密法の違反、不法な決済や消費者保護などの課題がある」と説明。

これらの問題に対処できている規制当局もあるが、「米国では将来的に必要となる(仮想通貨)規制の枠組みが欠けている」と語っている。

関連米イエレン財務長官「仮想通貨規制の枠組みは必要」、金利発言で市場に波紋

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧