はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

タンザニア中銀、仮想通貨・ブロックチェーン導入を準備か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

タンザニアが仮想通貨に取り組む方針

東アフリカの国タンザニアの中央銀行は、大統領の呼びかけに応えて、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに取り組む準備を進めているようだ。ロイターなどが報道した。

同国のSamia Suluhu Hassan大統領は、6月13日に仮想通貨・ブロックチェーン技術に取り組んでいくよう呼びかけていた。

こうした最新技術が金融セクターで台頭してきており、まだ仮想通貨を採用していない国も多いが、「タンザニア中銀はブロックチェーンや仮想通貨について準備を整えておく必要がある」と発言した格好だ。

関連タンザニア大統領「中央銀行は、仮想通貨・ブロックチェーン領域の開発を進めるべき」

この発言を受けて、今週タンザニア中央銀行の広報担当者はロイター通信に対して「当銀行は(大統領から)与えられた指令に取り組んでいる」と述べた。

ビットコイン(BTC)など、民間の仮想通貨を採用する予定があるのか​​、それとも中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行しようとしているのかなどを含め、詳細については明かしていない。

銀行セクターの業界団体「タンザニア銀行協会」のAbdulmajid Nsekela会長も、こうした動きを歓迎している。準備を少しずつ整えていくことで、中央銀行が新しいテクノロジーのリスクを評価し、事前にそれらへの対応方法を考慮しておくこともできると指摘した。

タンザニアでは、現大統領Hassan氏就任前の2019年より、仮想通貨の禁止令が施行されている。今回の動きにより、この方針が撤回される可能性もあり今後が注目される。

東アフリカの国際決済にCBDCを使う案も

東アフリカ地域では、国際決済にCBDCを用いる案も提出されたところだ。

The East Africanによると、タンザニアを含む東アフリカ共同体(EAC)は、加盟国間で国際決済を行う際の技術として、CBDCを使うことも検討しているという。

EAC事務局は「国際決済に応用できる新しい決済インフラを生み出した、最新の技術やイノベーションを調査する」と述べた。「中央銀行デジタル通貨(CBDC)の使用を含むが、これに限定されない、新しいテクノロジーとその採用について探索する予定だ」とも続けている。

EACは、将来地域の単一通貨を導入することも目指しており、CBDC採用がその選択肢の一つとして検討される可能性もありそうだ。

東アフリカ共同体(EAC)

東アフリカの地域協力機構。ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、南スーダンが加盟しており、将来的には地域統合も目指している。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧