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オントロジー、独自のEVM(イーサリアム仮想マシン)開発完了を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムとの相互運用性が確立

オントロジー・メインネットローンチ3周年(6月30日)と同時に、「オントロジーEVM」の開発完了が発表された。

オントロジーは、イーサリアムプラットフォームとのシームレスな相互運用性の確立と、開発者およびユーザーにとってのより包括的ユーザーエクスペリエンスの提供を目的として、今年初頭にオントロジーEVMの開発を表明していた。

今回のバージョンでは、イーサリアムのアカウントシステム、イーサリアム(ETH)のトランザクションタイプ、Web3 APIが追加。同時に、仮想マシン層およびトランザクションプールが最適化・強化され、ブロックチェーンブラウザが同期されたという。

イーサリアム仮想マシン(EVM)とは

イーサリアム仮想マシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)とは、イーサリアムの主要な構成要素の1つであり、スマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための「翻訳機」として機能するものだ。

イーサリアム財団の説明(英語)によれば、EVMは「イーサリアムクライアントを実行中の、何千もの接続されたコンピュータによって維持される単一のエンティティ」であり、「イーサリアムのプロトコル自体は、こうしたマシンの継続的かつ不変的な動作を維持する目的でのみ存在しており、すべてのイーサリアムアカウントとスマートコントラクトが存在する環境である」とする。

また「チェーン内の任意のブロックにおいて、イーサリアムは唯一の『正規の』状態を持ち、EVMはブロックごとに新たな有効状態を計算するためのルールを定義するもの」だとしている。

オントロジーEVMとは

オントロジーが開発したEVMは、上記のようなイーサリアムのエコシステムと互換性を持たせることを可能とした仮想マシンだ。

オンチェーンサービスのガス代にはユーティリティトークンであるONG(オントロジーガス)を使用。これにより比較的安価な手数料が実現する。

オントロジーの目標は、イーサリアムとの間に摩擦のない相互運用性を確保し、開発者の移行コストを削減すると同時に、既存のプラットフォームへの大幅な変更を避け、エコシステム開発の継続性を確保することだという。

ユーティリティトークン

ユーティリティトークンとは、特定のサービスを利用するための権利として機能する、実用性のあるトークンのこと。

▶ブロックチェーン関連用語集

これからの展望

今後オントロジーユーザーは、オントロジーEVMの実装を通して、イーサリアムのアプリケーションやウォレットにアクセスできるようになる。

開発者に関しては、TruffleやRemixなどのスマートコントラクト開発ツールを使い、2つのチェーン間のシームレスな接続を実現し、より親和性の高いブロックチェーンエコシステムを構築できるようになった。

今後オントロジー側では、開発によって完成した機能をベースに、イーサリアムとの互換性テストや機能強化が行われ、信頼できるデータのやり取りの要件を満たし、開発者やユーザーにとって便利で効率的な体験をもたらすとのことだ。

関連: オントロジー、イーサリアムとの相互運用性を強化

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