CoinPostで今最も読まれています

インドとマレーシア 仮想通貨取引所バイナンスへ規制対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インド当局が資金洗浄関連で調査か

インドのマネーロンダリング対策局である「執行局」がバイナンス、及びその傘下取引所WazirXの役員を調査していることが、ブルームバーグによって報じられた。

WazirXはバイナンス傘下のインド暗号資産(仮想通貨)取引所。調査は、過去10ヶ月で中華系賭博アプリを介して得られた約150億円の資金の一部をWazirXを通して資金洗浄された疑いに関するものだ。

情報筋を引用したブルームバーグによると、当局は現在バイナンス側の役員の返答を待っているという。一方、バイナンスの代表者はブルームバーグの取材で、「6月〜7月、バイナンス側は執行局から呼出状をもらっておらず、全ての呼出状はWazirX宛てになっている」と説明している。

マレーシアも警告

また、マレーシアの証券委員会(SC)はバイナンスが同国で取引所のサイト及びモバイルアプリの利用を停止するよう命令を下したことがわかった。

SCは停止命令で、SCが2020年7月に公開した「投資家への警告リスト」にバイナンスは入っているにもかかわらず、マレーシアで運営を続けていると指摘。停止命令の対象は、Binance Holdings Limited、Binance Digital Limited(英)、Binance UAB(リトアニア)、Binance Asia Services Pte Ltd(シンガポール)の4つのバイナンスエンティティだ。

SCは7月26日からの14営業日以内にウェブ及びモバイルサービスを停止するように要求。また、CEOのCZ氏が差し止め命令を確実に実行する必要があることも記されている。

また、上述の4つのバイナンスエンティティが国内投資家へのメディア及びマーケティング活動を直ちに止め、マレーシア投資家がバイナンスの公式テレグラムグループにアクセスすることを制限するようにも命令している。

バイナンスはここ数ヶ月、多くの規制当局から警告や規制対応を受けている。その詳細は、まとめ記事「バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ」に掲載されている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/10 木曜日
15:00
ステーブルコイン需要、ラテンアメリカで急増=Chainalysis
チェイナリシスの最新レポートによると、ラテンアメリカでステーブルコインの需要が急増している。同地域においてステーブルコインは、自国通貨の価値下落への対策として、重要な金融ツールとなっている。
14:05
イーサリアム創設者ヴィタリック氏、ノーベル経済学賞候補に値する? 著名経済学者が評価
著名経済学者コーエン氏とタバロック氏が対談。イーサリアム共同創設者ヴィタリック氏がノーベル経済学賞に値すると評価。ビットコイン創設者サトシ・ナカモトについても言及。
13:15
Bitlayer Labs、13億円追加調達 ビットコイン基盤のレイヤー2ネットワーク開発を加速
ビットコインのレイヤー2ネットワークを開発するBitlayer LabsがシリーズAの延長ラウンドで900万ドルの資金調達に成功した。
10:45
ポリマーケット、8割以上のウォレットが利益を得られず
分散型予測市場ポリマーケットで約87%のウォレットが利益を得られなかったことが、LayerHubのデータで示されている。また、多くの利益を獲得できることが珍しいこともわかった。
10:10
ビットコイン下落幅緩和、需要の影響で市場は安定か=Glassnode
Glassnodeの最新レポートによるビットコイン市場分析。需要層により下落幅が緩和される一方、先物建玉の影響で価格変動のリスクも。
07:40
BTCが8万ドルに到達するための条件、Bitwiseが分析
仮想通貨ビットコインが2024年に8万ドルに到達するための条件をBitwise幹部が分析。今回、合計4つの条件を挙げている。
06:58
米VanEck新設の44億円ファンド、仮想通貨やAIセクター投資へ
ビットコインETFの発行企業である米投資企業VanEck傘下のVanEck Venturesは、フィンテック、デジタル資産、AI(人工知能)分野の革新的なスタートアップ企業に投資する3,000万ドル(44億円)の初期段階ファンドとして新たに立ち上げられた。
06:30
米当局、仮想通貨相場操縦で14人と企業を告発 ミームコイン市場にも関係か
米国ボストンの連邦検察は9日、仮想通貨における市場操作と見せかけの取引で金融サービス会社を刑事告発した初の事例として、4社と個人14人を起訴した。
06:10
アイルランド当局、5年前に押収した約600億円のビットコインにアクセスできず
アイルランドの犯罪資産局は未だ2019年に麻薬密売人から押収した仮想通貨ビットコインにアクセスできないことが明らかとなった。
10/09 水曜日
16:43
博報堂、OpenAI創設者関与のTools for Humanityと提携
博報堂がOpenAI創設者関与のWorldcoinの中核企業Tools for Humanityと提携。AI時代の個人認証システム「World ID」の日本展開を加速。虹彩スキャンによる認証技術で、AIと人間の共存社会実現を目指す。
15:00
HBOのサトシ・ナカモト推測に批判の声 証拠・調査不足を指摘
ビットコイン発明者サトシ・ナカモトの正体に迫るドキュメンタリーが公開。ある人物をサトシだと推定したが、本人は否定している。
12:59
ブラックロック「仮想通貨の普及速度はインターネットや携帯電話を凌駕している」
ブラックロックのテーマ別投資幹部が仮想通貨の普及は過去の主要技術より迅速に進んでいると指摘。経済のデジタル化、公的機関への不信、人口動態の変化、インフラの成熟を要因として挙げた。
12:15
Crypto.com、米SECを提訴 ルール策定が非合法だと批判
仮想通貨取引所Crypto.comがSECを提訴した。トークンの証券性判断における恣意性と越権行為を批判し、明確なルール策定を要求している。
10:55
金融庁、アンホステッド・ウォレット向けサービス事業者を暗号資産交換業から除外
金融庁がアンホステッド・ウォレット関連サービスを暗号資産交換業から除外した。グレーゾーン解消制度の初適用事例としても注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア