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Flare Network上のDeFiプラットフォーム「Flare Finance」 Songbird上のベータ版開始を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インセンティブ付きのベータ版

フレアネットワーク(Flare Network)上に構築されたDeFiプラットフォーム、フレアファイナンス(Flare Finance)が数々のインセンティブが用意されたベータ版を開始すると発表した。このテストプログラムは、フレアネットワークの実験的環境としてローンチ予定であるソングバード(Songbird)のExFi(Experimental Finance:実験的金融)プロトコル上で展開される。

来るソングバードのローンチは、新しい形態のトラストレスな実験的金融の拠点となる。我々はそれをExFiと呼んでいる。

ExFiでは、新たにフレアファイナンスのベータプログラムが実施され、サムライNFTや資産賞品などの素晴らしい報酬が提供される。

FlareFinanceは、今年4月、パブリックベータ版テストの記念キャンペーンで、侍をテーマにしたNFTを販売。中でも希少価値の高い(スーパーレア)サムライNFTは、OpenSea市場で5.06ETH(約183万円)で落札されたという。

ソングバードとExFi

ソングバードは、フレアネットワークのための実験的な開発プラットフォームとして機能する。フレアメインネットのリリースに先立ち、様々なアプリやシステムの機能をテストし、コミュニティの構築を行う環境を提供する。フレアネットワークの最終的なローンチ前に、セキュリティや安全性を確認し、信頼性の向上へつなげる目的がある。

また、フレアネットワークが正式に稼働した後にも、アプリやガバナンス主導のシステム変更などをテストする場として、並行してソングバードを存続させる予定。

フレアネットワークとは

仮想通貨XRP(リップル)の分散型台帳「XRPレジャー」に、スマートコントラクト機能を実装することを目的に開始されたプロジェクト。

独自のコンセンサスプロトコルに基づき、安全で分散化され、かつスケーリングが可能なスマートコントラクト・ネットワークを構築することを目指す。最初はXRPを対象にプロジェクトを開始したが、その後にライトコイン(LTC)やステラ(XLM)の統合を発表し、開発を拡充している。

▶️仮想通貨用語集

フレアファイナンスが提唱する「ExFi」は、分散型金融(DeFi)分野のサンドボックスとして、金融デザインに実験的な場を提供するものだという。ExFiはソングバードネットワーク上で立ち上げられる。フレアファイナンスは、ExFiでFlareX(分散型取引所)、FlareLoans(レンディング)、FlareFarm(イールドファーミング)3つのプロダクトを提供する。

関連:Flare Networksが実験的プラットフォーム構築へ 独自トークンのエアドロップも予定

トークンのエアドロップ

フレアネットワークが大きく注目されるきっかけとなったのは、昨年8月、暗号資産(仮想通貨)XRP保有者に対し、ネイティブトークンSpark(FLR)の付与を発表したことだろう。

関連:「Flare Networks」XRP保有者へのSparkトークン付与、仮想通貨取引所対応一覧と公式FAQ情報

フレアネットワークの正式稼働後、2020年12月12日グリニッジ標準時00:00時点のXRP保有量のスナップショットに基づいてトークンの分配量が決定され、Sparkトークンのエアドロップが行われることが確定している。今年4月には、トークン配布を6月に予定していたが、現段階ではソングバード上で全てのテストを終えた後、メインネットがローンチされる予定で、その最終セキュリティテストは、9月末になる見込みと言われている。

フレアネットワークを基盤としたフレアファイナンスなど、そのネットワークの周りにはエコシステムが構築されつつある。そのため、フレアの正式ローンチ時に付与されるトークンは、当初のSparkトークンだけにとどまらない。フレアファイナンスの独自トークンDAOFlare(DFLR)が、Sparkトークン保有者にエアドロップされる。

さらに、ソングバードの独自トークンSGBも、Sparkトークンのエアドロップ対象者に付与される予定となっている。

フレアネットワークにはリップル社の投資部門Xpringが出資しているが、今年6月には出資ラウンドで、米最大手仮想通貨投資企業DCGをはじめとする業界関連企業から、12億円を超える資金調達に成功した。

関連:Flare Network(FLR)、DCGなど参加の出資ラウンドで12億円調達へ

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