フレアネットワークの資金調達
スマートコイントラクトプラットフォームFlare Network(フレアネットワーク、FLR)は、出資ラウンドで12億円超え(1,130万ドル)の資金を調達したことを発表した。
We are extremely grateful for the support from @KeneticCapital @DCGco @collectionist @coinfund_io #Cardano's cFund @LD_Capital @VinnyLingham @d0h0k1 @SatoshiLite @borderless_cap @BackendCapital #newformcapital @Ripple @MEXC_Global @DeFiCapital_ https://t.co/c4GDO5FYOK
— Flare ☀️ (@FlareNetworks) June 8, 2021
出資に参加したのは、米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業DCG、香港のブロックチェーンVC Kenetic Capital、Coinfundなどの業界関連企業。
Flare Networkは、リップル社の投資部門Xpringが出資を行ったプロジェクトで、XRPなどさまざまなブロックチェーンでスマートコントラクト機能を実装し、安全でスケーラビリティ(規模拡張性)の高いネットワークになることを目指す。メインネットのローンチは6月末に予定していたが、ずれ込む可能性もあるとしていた。
Flare Networkの将来性について、Kenetic CapitalのマネージングパートナーJehan Chu氏は、XRP(リップル)やDOGE(ドージコイン)などにスマートコントラクトの機能が実装されることによって、DeFiやNFT領域でより多くのユーティリティを得ることが可能になると評価した。
Flare Networkは、メインネットローンチする際、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、ドージコイン(DODE)を直ちにネットワークでサポートし、Fーアセット(ラッピングトークン)を発行できると発表しており、今後FLRトークンホルダーのガバナンス決定によってより多くのブロックチェーンへ追加対応することができるとしている。
Flare Networkのエアドロップ
Flare Networkのメインネットがローンチされれば、20年12月にXRP(リップル)保有者向けにスナップショットが実行されたネイティブ通貨Sparkトークン(FLR)を順次配布予定としている。
エアドロップについては、海外の大手取引所バイナンスやコインベースなどが対応表明したほか、日本国内の事業者12社は、Sparkトークン付与について共同声明を採択した経緯がある。声明では、「Sparkトークンが、22年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁に上場承認された場合、当該国内事業者はSparkトークンを請求し、XRP保持者に分配する」としている。
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