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Flare Networksが実験的プラットフォーム構築へ 独自トークンのエアドロップも予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機能をテストするプラットフォームを立ち上げ

フレアネットワーク(Flare Networks、FLR)が、メインネットの機能をテストするためのネットワーク「ソングバード(Songbird)」で実験的環境を構築することを発表した。また、独自の暗号資産(仮想通貨)ソングバード(Songbird、SGB)トークンをエアドロップすることについても説明している。

ソングバード(Songbird)とは

公式発表によるとソングバードはまず、フレアネットワークのメインネットリリースに先立って、その様々な機能(任意のトークンを統合するためのF-Assetシステムなど)をテストする環境になる。最終的なフレアネットワークの立ち上げの前に、セキュリティ、安定性、信頼性を向上させるのに役立つ。

Flare Networks

仮想通貨XRP(リップル)の分散型台帳「XRPレジャー」に、スマートコントラクト機能を実装することを目的に開始されたプロジェクト。

独自のコンセンサスプロトコルに基づき、安全で分散化され、かつスケーリングが可能なスマートコントラクト・ネットワークを構築することを目指す。最初はXRPを対象にプロジェクトを開始したが、その後にライトコイン(LTC)やステラ(XLM)の統合を発表し、開発を拡充している。

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またフレアネットワークの立ち上げ後も、システムの変更やアプリケーションをテストするための長期的なネットワークとなることを意図しているという。

SGBトークンのエアドロップ

ソングバードの独自トークンSGBは、スパークトークン(FLR)のエアドロップ対象となっていた者に対して一回配布される予定だ。

最初の総供給量は150億SGBで、その後年率10%のインフレが起こる。発表によると、FLR配布のためのスナップショットの時点で保有していた1XRPにつき、0.1511SGBが割り当てられることになるという。

セルフカストディでスパークトークンを請求していたユーザーは、ソングバードへのアクセスにも、同じイーサリアム(ETH)形式のアドレスを使用する(チェーンIDはFLR請求時とは異なる)。

取引所を通じてスパークトークンを請求していた場合は、ユーザーに代わってその取引所がSGBトークンを受け取り、ユーザーにSGBを配布する形となる見込みだ。

フレアファイナンスの機能も稼働

フレアネットワーク上に構築されるDeFiプラットフォーム「フレアファイナンス」の中心的な要素である分散型取引所、イールドファーミングツール、貸付・借入機能も、ソングバードのExFi(Experimental Finance:実験的金融)プロトコルで最初に稼働する。

SGBトークンの保有者はイールドファーミングツールを利用して、ソングバードのExFi用に割り当てられるDFLRトークンを稼ぐことなどもできるという。

なお、具体的にユーザーがプラットフォームを利用可能になる日や、ソングバードトークン配布の日程はまだ発表されていない。現段階ではFlareのローンチはSongbird上で全てのテストを終えた後に予定されており、最終セキュリティテストは9月末の完了が見込まれている。

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