SMBCが準会員に
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は18日、SMBC日興証券株式会社が同協会の準会員として加盟したことを発表した。
JCBA公式サイトによれば、準会員は「前号に該当する法人以外であって、当協会の趣旨に賛同し、理事会で準会員として承認された法人」、正会員は「暗号資産(仮想通貨)関連ビジネスに携わる法人であって、理事会で正会員として承認された法人。一般社団法人法の社員であり、社員総会にて議決権を有し、幣協会の運営に関わること可能」と規定されている。
正会員はビットバンク、コインチェック、Zaifなど仮想通貨取引所を中心とした全28社が、準会員はZaifの親会社CAICAや監査法人トーマツ、HashHubなど全67社が名を連ねる。
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JCBA
JCBA(日本暗号資産ビジネス協会)は、「銀行・証券会社・金融商品取引業者が日本国内において暗号資産ビジネスをはじめるにあたり、テクノロジー・会計・レギュレーション・商慣行などの面から、必要な情報の調査・研究、知見の集約、意見交換を積極的に行い、業界の健全な発展を目指すために設立された一般社団法人仮想通貨ビジネス勉強会を母体とする。」(JCBA公式引用)
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NFT市場参入に意欲
同社は2020年3月に、新たなビジネスモデルや新規事業の期買う推進を目的に「Nikko Open Innovation Lab」を設立。その中のプロジェクトのひとつである「Funder Storm」では、「次世代×地方創生」をテーマに同社も参画し先進的で社会的意義の大きい取り組みを紹介する活動を行っている。
Funder Stormでは、日本各地の有形無形の資産価値を、ブロックチェーン技術を活用して保存し、世界に向けて発信する仕組みを整えるサポートをしており、それにより資金循環をもたらし地方創生に寄与していくとしている。
また、今後は同社が培ってきた証券ビジネスのノウハウをいかし、民間や関係省庁などと連携しながらNFT(非代替性トークン)をはじめとしたデジタル資産市場に携わっていくと説明した。
ブロックチェーン関連企業を設立
SMBC日興証券は2020年3月、LayerX、三井物産および三井住友信託銀行と共同で、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント事業を運営する三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(以下、MDM)を設立することを発表。
不動産・インフラを中心とした実物資産の証券化商品の投資における手続きをデジタル化することなどを目的とした企業で、4社は協業していく方針だ。
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2020年4月にはブロックチェーン技術を用いたセキュリティトークン(ST)発行を目的とした「デジタル証券プロジェクト」を発足し、J-REITが保有する不動産を投資対象とするファンドでの実証実験を開始。MDMおよびLayerXが開発したST発行システムを活用、三井物産リアルティ・マネジメント株式会社が運用業務を担った。