LayerXと三井住友
ブロックチェーン関連事業を展開する株式会社「LayerX」は19日、三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と共同で、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント事業分野で協業、合同で新会社を設立すると発表した。
新会社の名前は三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(仮)で、設立予定時期を2020年4月としている。
上記4社は、ブロックチェーン技術を活用した効率的な資金調達を含むアセットマネジメント機能全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を協業目的とする。
不動産・インフラを中心とした実物資産の証券化商品の投資環境では多くの手続きが非デジタルであるため、高コストになっている現状があるが、アセットマネジメント機能全体のデジタルトランスフォーメーションにより、以下のようなコスト削減や機能性の向上などが見込まれるという。
- 管理や執行時間コストの削減
- 運用会社の透明性向上
- ファンド設計の規格化・小口化・適切な流動性の付与
- 従来ではコスト面等で割に合わなかった投資対象の証券化
また、協業については、各社で以下の内容について、基本合意に至ったという。
- ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント会社の設立・運営
- 上記に係るシステム開発(本システムは既に実証版の開発が完了した)
- 実証ファンドの組成検討
参考:LayerX