NFT市場、取引量が急減
NFT市場で、コレクションの取引高がここにきて大幅に減少している模様だ。
CryptoPunksやBored Ape Yacht Club、Art Blocksなどに加え、最近登場したLootはOpenSeaの取引高で上位に食い込んだが、過去7日間では50~81%ほど減少している。
NFTコレクション
NFTコレクション(Collectibles)は、収集することなどを目的として取引されるNFTプロジェクトの総称。収集するだけでなくユーティリティを持つものも存在する。
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NFTコレクションだけでなくNFT市場全体の取引量も落ち込んでおり、NonFungibleのデータによると、8月終わりに7日間のNFT市場全体の取引量は一時10億ドル(約1,100億円)を突破したが、現在は2億1,700万ドル(約238億円)付近を推移し、最高値から約76%減少している。
新規のプロジェクトを見ても同様の傾向が見られている。パブリックセールで一人のユーザーが一部を買い占めたことで物議をかもしたプロジェクト、The SevensはOpenSeaのデータによると過去24時間で取引量が約75%減少した。
CryptoSlamのデータによると、ブロックチェーンゲームであるAxie Infinityが7日間取引量でプラス圏を維持。
また、文字ベースのブロックチェーンゲームLootが9月2日に取引量が約6,000万ドル(約66億円、CryptoSlamを参照)でピークに達した。CryptoPunksやBored Ape Yacht Club(BAYC)は、共に8月28日に過去最高の取引量を記録している。
BAYCでは、9日に老舗オークションハウスSotheby’sでかけられた「101 Bored Ape Yacht Club」が約26億円で落札されたことがわかった。
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