はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米サークル社、USDCによる竜巻被害救援基金を創設

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨により寄付できる災害救援基金

暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインUSDコイン(USDC)の運営などを行う米サークル社は16日、USDCを用いた災害救援基金を設立したことを発表した。

10日から11日にかけて発生した竜巻による被害について、ケンタッキー州、アーカンソー州、テネシー州、ミズーリ州、イリノイ州など、損害の大きかった地域の団体に助成金を提供するものだ。

この「Circle Impact Disaster Relief Fund(サークルインパクト災害救援基金)」は、100万ドル(約1億円)の助成金を集めることを目標にしており、サークル社員および仮想通貨・ブロックチェーンのコミュニティ一般から寄付金を受け付けている。

集められた資金は、米赤十字社、フードバンク、ケンタッキー州竜巻救援基金など地域の7つのNPOに均等に配分される予定だ。

サークルインパクト災害救援基金のホームページを通して、USDコインまたは他の仮想通貨で最低20ドル(約2,000円)から寄付することができる。クレジットカードやデビットカード決済による法定通貨の寄付も可能だ。

USDCとは

米Circle社が開発した米ドルにペッグされたステーブルコインのこと。18年9月に初めて発行されたステーブルコイン。「1USDC=1米ドル」となるよう設計されているため、米ドルの価格変動に合わせて価格が上下する。米大手投資銀行ゴールドマンサックスから出資を受けており、NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)が発行する仮想通貨事業を行うための免許であるBit Licenseを取得しているため、比較的信頼できるプロジェクトであると言える。

▶️仮想通貨用語集

米サークル社の Jeremy Allaire CEOは、この基金について「Web3.0全体を危険視する議員もいる中、分散型経済が、ポジティブでインパクトのある方法で世界を変えるための力を持っていると示すことは重要だ」とツイートした。

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨による寄付を促進するEndaoment

今回の基金は、サークル社と提携する非営利団体Endaoment(エンダオメント)のプラットフォームを土台にして立ち上げられている。

エンダオメントは、仮想通貨による慈善事業への寄付を促進することを使命とした非営利団体。イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築されており、公益法人などへ寄付するプラットフォームを提供している。米国のほぼすべての非営利団体に、エンダオメントのウェブサイトから寄付することが可能だ。

公式サイトによると、エンダオメントでのすべての活動はブロックチェーン上で行われるため、Etherscanのようなブロックチェーン・エクスプローラーを使用して、誰でも検証できる。

さらに、イーサリアム上に構築されているが、ブロックチェーンに関係なく、あらゆる仮想通貨やデジタル資産の寄付を受け入れており、その中にはNFT(非代替性トークン)も含まれるという。

利用には、メタマスクや、コインベースウォレットなど、ブラウザにインストールされたイーサリアム対応のウォレットが必要となる。ユーザーが、公益法人に寄付する基金を独自に開設することも可能だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧