「Fount Token Economy ETF」
米ETF発行企業Exchange Traded Conceptsは今週、米SECにNFTテーマのETF(上場投資信託)を申請した。
ETFの名称は「Fount Token Economy ETF」で、韓国発の投資企業Fount Investment Companyが提供するNFT関連の指数で運用するものとなる。
指数は、仮想通貨トークンエコノミーに関わる企業の株式をポートフォリオに組み入れる。アート、エンターテイメント、ゲーミング、ブロックチェーン技術、NFTインフラの分野の企業が含まれる。
また、申請書では、「対象となる企業の1年間の収益見通しがレビューされ、5割以上の収益がトークン技術業界によるもののみ指数に含める」と記されている。
NFT・メタバース界隈は現在大手投資企業の注目分野になりつつある。米金融大手JPモルガンは2月に、メタバースプラットフォーム「ディセントラランド(MANA)」にラウンジを開設したことを発表した。また、タイの最大手銀Siam Commercial Bankが11日にザ・サンドボックス(SAND)にバーチャル本部をローンチしたといった事例もある。
また、世界的大手金融機関フィデリティは1月、メタバース(仮想現実)テーマのETFの申請をSECに提出。「Fidelity Metaverse ETF」というものは、フィディティが提供する予定の「Fidelity Metaverse Index」指数に基づき運用されるもので、メタバースに関連する開発・製造・分配・商品販売・及び関連サービスに携わるグロバールの上場企業をポートフォリオに組み入れる。