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米ジェーン・ストリート、テラ崩壊巡るインサイダー疑惑で提訴 ビットコイン値動きへの影響指摘も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 22年のUST崩壊直前、非公開情報を元に8,500万ドル売却の疑い
  • SNSのBTC反発説は憶測の域

売り圧力停止がBTCに影響か

2022年の仮想通貨テラ(LUNA)崩壊を巡り、Terraform Labs(TFL)の破産管財人が23日に米大手トレーディング企業ジェーン・ストリート(Jane Street)をインサイダー取引の疑いで提訴した。ニューヨーク連邦裁判所に提出された訴状によると、同社は2022年の崩壊直前、非公開情報を利用して約8,500万ドルのUSTを先行売却(フロントランニング)した疑いがある。

訴状では、2022年5月7日にTFLが1億5,000万のUSTトークンを引き出した直後、ジェーン・ストリート関連のウォレットがわずか数分で8,500万USTを引き出した点を証拠として指摘。これによりデペッグ(価格乖離)が加速し、約400億ドルの市場損失を招いたと主張している。

ジェーン・ストリート側はこの提訴を「根拠のない金銭搾取の試み」と全面的に否定。騒動の根本原因はTFL元経営陣による詐欺行為にあると反論しており、法廷での対決姿勢を鮮明にしている。

一方でSNS上では、この提訴をきっかけに同社がビットコイン(BTC)市場で定期的に行っていたとされる「価格抑制アルゴリズム」を停止し、それが25日の約6万6,000ドル台への反発を招いたとする憶測が広まっている。

Glassnode共同創設者のNegentropic氏はXで、「提訴公表のタイミングで、過去2ヶ月間続いてきた午前10時(米東部時間)のBTC売りが突如消失した」と指摘。

また、Bull Theory氏らは22年の崩壊日(5月10日)や、25年10月10日の過去最大級のロスカットなど、「10」という数字とジェーン社の関与を巡る奇妙な一致性を指摘し、価格抑制アルゴの存在を推測している。

出典:Bull Theory

これに対し市場アナリストらは、BTCの反発は取引所のオーダーブックが薄い中でのショートスクイズ(空売りの踏み上げ)が主因である可能性が高いと分析。ジェーン・ストリートの活動停止と価格上昇の直接的な因果関係については、現時点で確証がないとの慎重な見方が主流だ。

関連:機関投資家が2025年末に2.5万BTC相当のビットコインETFを売却、米13F報告で判明

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