デジタルアセット担保ローンの提供チャネル拡大へ
株式会社大和証券グループ本社と株式会社クレディセゾンの合弁会社である「Fintertech株式会社」は30日、ブロックチェーン技術インフラを提供する株式会社Gincoと覚書を締結したことを発表した。
Fintertech社が提供する「デジタルアセット担保ローン」の提供チャネル拡大のため、Ginco社が提供する個人向け暗号資産(仮想通貨)ウォレットアプリ「Ginco Wallet」との連携について検討を開始する。
デジタルアセット担保ローンは、ビットコインとイーサリアムを担保に法定通貨(日本円)を融資するサービスだ。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の担保掛け目は50%。仮想通貨を利確することなく日本円を調達できることがメリットで、法人・個人事業者だけでなく個人投資家も利用可能となっている。
Ginco Walletは仮想通貨をはじめとしたブロックチェーン上のデジタルアセットを管理できる個人向けのモバイルウォレットアプリ。特に自分の手元で安全に仮想通貨を中長期的に保有したい仮想通貨ユーザーから、その安全性と使いやすさの面で支持されている。Ginco Walletの利用者数は5万人超。
Fintertechの武田誠社長はプレスリリースで、仮想通貨と利用者の接点となるウォレットサービスの重要性を指摘。Ginco社との連携により、海外で普及しつつある「ウォレット×デジタルアセット金融」のサービスを日本でも利用可能にするために検討を進めるという。具体的な検討内容は以下の通りだ。
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