慎重なスタンス目立つ暗号資産市場、一部オンチェーンデータは押し目買いを示唆

仮想通貨市況

8日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比+0.98%の542万円(43,694ドル)に。

BTC/USD日足

昨日は560億円相当の暗号資産のロスカットが確認され、一旦下げ止まった。

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41,000ドル付近のサポートライン(下値支持線)を割り込んでくるようであれば、2月以降の上昇分を帳消しにするシナリオも生じることが想定される。

6日に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨でFRB(米連邦準備制度)のタカ派スタンスが明確になるなどして、投資家のリスク回避姿勢が波及する中、暗号資産(仮想通貨)市場では3月24日時点で256,000BTCに達していたビットコインの永久先物契約が、4月4日までに236,000BTCまで減少。レバレッジポジション低下を示した。

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デリバティブ(金融派生商品)大手のバイナンス、bybitのFundingRate(資金調達率)も中立以下を推移した。ウクライナ情勢の地政学リスクも踏まえ、資金管理に慎重にならざるを得ない市況を反映している。

現在、米フロリダ州のマイアミビーチでは、ビットコイン・マイアミカンファレンス2022が開催中。

登壇者の一人でソフトバンクの元CEOであるマルセロ・クラウレ氏は、インフレに対するヘッジとして資本の一部(10%)を暗号資産に割り当てる考えを示した。

テラ(LUNA)の非営利組織である「Luna Foundation Guard(LFG)」は8日、ステーブルコインTerraUSD(UST)の準備金として、124億円(1億ドル)相当のアバランチ(AVAX)の購入計画を明かした。

これに伴い、アバランチ(AVAX)は前日比+6.9%の88.4ドルまで上昇した。

セーフガードソリューションの一環として相関性の低いデジタル通貨を分散・備蓄し、Terraプロトコルの裁定取引インセンティブへの圧力を軽減する。USTペグを支えるため、多様性のあるより堅牢な資産プールを提供する。

6日には、5,040BTC(280億円相当)の買い増しを発表。計2,000億円相当のビットコイン(BTC)を保有する。

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オンチェーンデータ分析

イーサリアム市場では、価格の下落にもかかわらず出来高が増加しており、市場参加者による押し目買いを示唆している。 3月16日以降、より高い値が確認され、4月7日には171.9億ドルから242.5億ドルまで上昇した。

暗号資産(仮想通貨)取引所のイーサリアム(ETH)供給量は減少の一途を辿る。

集中型エンティティで保有されるETHは、3月1日以降6.1%減の約1,500万ETHに。100万ETH近くが取引所外に送金され、投資家が中・長期的に強気のパフォーマンスを期待していることを示した。

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