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韓国サムスン、Web3支援を目的としたディスコードサーバーを開設

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTなどへアクセス可能になる場所

韓国大手サムスン電子(以下、サムスン)は7日、Web3(分散型ウェブ)を支援するためのディスコードサーバー「Samsung US Discord」を開設したことを発表した。

サーバーを開設したのは、同社の米国部門。ゲーマーやクリエイターなどが交流する場となることが想定されており、「製品やイベント、NFT(非代替性トークン)といったWeb3関連コンテンツへのアクセスを得るための場所」になるという。

関連:ソラナ財団ら、韓国Web3に130億円出資へ

CoinPost提携メディアのThe Blockは、7日時点で、すでに100人以上の利用者がサーバーに参加していると報じている。

1月頃から本格的に参画開始

サムスンは、2022年初頭からブロックチェーン領域への参画を本格化させている。1月には、テレビからNFTを購入・取引することが可能となる、NFTプラットフォームを実装した新型テレビを発表。同月には、NFT・メタバースプラットフォーム「ディセントラランド(MANA)」との提携も明かした。

NFT自体の配布も2月に実施。Theta Network(シータ)との提携下で行われ、「Galaxy S22」、「Tablet S8」を事前購入した、韓国の消費者に対して配布が行われた。また4月には、傘下の投資会社Samsung Asset ManagementがブロックチェーンETF(上場投資信託)の上場を進めていることが報じられている。

韓国は以前から、暗号資産(仮想通貨)に対して厳しいスタンスを示していた国だ。ただ2022年の大統領選挙で、規制緩和を掲げる尹錫悦氏が当選したことで変化の兆しを見せている

同氏はこれまで禁止されていた、ICO(イニシャルコインオファリング)を許可する意欲を示しており、また仮想通貨への課税基準を株式投資と同じ5,240万ウォン(約516万円)に引き上げることも公約としていた。

関連:韓国次期大統領、仮想通貨への課税開始の延期を検討=報道

Web3とは

Web3.0は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

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