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豪決済企業Novatti、XRPレジャーで豪ドルのステーブルコイン発行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AUDCの発行

オーストラリアの決済大手Novatti社は9日、米リップル社と提携し、XRPレジャー上で豪ドルのステーブルコイン「AUDC」を発行すると発表した。リップル社は、AUDCをNovatti社の決済ソリューションに統合するための技術的なサポートとツールの提供、及びマーケティングの支援を行う。

Novatti社は昨年4月、リップル社の提供するODL(オンデマンド・リクィディティ:XRP使用)の利用を開始。オーストラリアーフィリピン間の高速クロスボーダー決済に成功を収めている。同社のピーター・クックCEOは、ODLの成功を受け、ステーブルコイン発行のプラットフォームとしてXRPレジャーに注目したと述べている。

関連:リップル社と豪上場企業が提携、RippleNetの新たな活用事例

クック氏は、「今後、デジタル通貨を利用した決済の需要がますます高まる」と確信しているという。XRPレジャーを利用したAUDCを導入することで、同社は増大する需要を取り込むだけではなく、新たな収益源の獲得にもつながると述べた。

XRPとは

XRPは、米リップル社が発行するトークン。分散型台帳「XRP Ledger」のネイティブ通貨として、送金システム「RippleNet」をはじめとする同社のプロダクトで利用されている。決済に特化した通貨として開発され、高速および低コストで利用でき、高度なスケーラビリティを有していることが特徴。

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ステラでもAUDCを発行

Novatti社は、XRPレジャーに先立ち、先月5日にはステラ・ブロックチェーンを活用した豪ドルのステーブルコインAUDCの立ち上げを発表していた。

AUDCを決済ソリューションに統合することで、決済方法の選択肢を増やすだけでなく、国内はもとより国境を越えた支払い・請求の迅速化と低コスト化やステーブルコインに連動した決済カードの提供など、ビジネスのための新たなユースケースを生み出す可能性がある。

ピーター・クックCEOは、ステーブルコインのようなデジタル通貨は、金や銀から紙/プラスチックの紙幣へと変遷を重ねてきた「お金と決済の進化形」と考えており、「決済イノベーションの次なる飛躍の一端を担うものだ」と語った。

マルチチェーンサービスの構築

クック氏は9日、地元メディア「金融ニュースネットワーク」とのインタビューで、複数のチェーンでAUDCを展開する計画であり、ステラとリップル社のチェーンが、その第一歩であると語った。

ステーブルコイン発行によって、Novatti社はデジタル資産分野への進出を果たすことになるが、ステーブルコインは同社のエコシステムやビジネスインフラの一部となるという。同社は「サービスとしてのステーブルコイン」を提供し、クロスボーダー決済のための資金の保有や取引、暗号資産(仮想通貨)市場へのアクセスを提供するオン・オフランプ(出入口)としてのサービスなどの提供も予定している。

ステラとリップル社との提携により、同社は来年まで助成金プログラムの支援を受けるが、今年の後半にも収益化を見込んでおり、ステーブルコインサービスからの取引手数料も得られるようになるとの予測をクック氏は披露した。

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