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仮想通貨取引所ZB、総額6億円以上の資金流出が発生か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

顧客資産の入出金停止続く

中華系の大手暗号資産(仮想通貨)取引所ZB.comは2日、一時的な「コア機能の異常」によりメンテナンスを発表した。顧客資産の入出金も同時に停止したが、一部ではハッキングの疑いも浮上してきた。

ZB.comは7月末に設立9周年を迎えたばかりの大手中華系取引所。「世界で最も安全な」仮想通貨取引所を自称している。

しかし、その後の日本時間3日夜、メンテナンス中だったはずのZBのホットウォレットから480万ドル(6.4億円)相当の仮想通貨が引き出されていたことがオンチェーンデータで確認された。ブロックチェーン分析企業のPeckShield社はハッキングの被害に遭った可能性を指摘した。

不正流出の対象となった主な銘柄は以下の通り。4日未明時点で被害総額は6億円を超えている。

  • テザー(USDT)
  • サンドボックス(SAND)
  • ポリゴン(MATIC)
  • エイプコイン(APE)
  • オーエムジー(OMG)

また、仮想通貨分析企業のCertiKはハッキング事件後、犯人のものと思われるウォレットに4.7億円相当の2,224ETHが移動したと指摘。今後、ミキシングサービスのTornado Cash上で資金洗浄されるリスクが高いと分析した。

ミキシングサービスとは

異なる仮想通貨を複数回に渡り多数のアドレスに送信して「ミックス」することで、その仮想通貨の出所や保有者の個人情報の特定を隠蔽するサービス。ハッキングなど、違法手段で取得した仮想通貨の資金洗浄や脱税目的で利用されることが多い。

▶️仮想通貨用語集

相次ぐ仮想通貨トラブル

今週に入り、ハッキングなどの不正流出事例が多発している。

今週3日にはソラナ(SOL)ブロックチェーンのウォレットユーザーからハッキング被害の届出が大量発生。8,000件もの個人ウォレットから最低でも10億円の資産が引き出された模様だ。

関連:仮想通貨市場でセキュリティ・インシデント相次ぐ、台湾情勢を巡る地政学リスクにも注視

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