WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社が銀行と連携する真の理由|「人々は銀行を介さない直接送金に快適さを感じない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Q. なぜ銀行と連携するのか?銀行を介して送金する必要性はあるのか?
A. 確かに仮想通貨を使えば銀行を介さずにリアルタイムの国際送金ができる。しかし、人々は仮想通貨の送金に快適さを感じておらず、結局銀行を利用するのが現実だ。したがって、リップル社は銀行と連携し、金融機関の問題解決に取り組んでいる。
Q. 早期からブロックチェーン事業に参入していたリップルには、先駆者としてのアドバンテージがあるか?
A. リップルがイーサリアムなどのより新しいプラットフォームに対してアドバンテージがあるとは確信できない。イーサリアムがあらゆるユースケースに対応している一方で、リップル社は金融分野に集中してきた。したがって、金融分野ではリップルのプラットフォームが普及するのではないか。

リップル社は、世界のすべての人が数秒で送金できるようにするという究極の目標を掲げています。

ブロックチェーンとモバイルペイメントのカンファレンスである、Unbound London 2018において、リップル社の国際決済スペシャリストであるCassie Craddock氏(以下、Craddock氏)は、同社の長期戦略について語りました。

Craddock氏はUnbound London 2018に登壇し、リップル社の長期戦略と将来の可能性について語りました。

国際決済の問題を解決することはまだ難しい問題だと思うが、リップルが成功を収めれば、10年後には世界中のどことでも3〜5秒で国際決済ができるようになるはずです。

リップル社の技術が普及する理由

Craddock氏は、リアルタイムの国際決済にはユースケースがあるため、金融機関がリップルの技術を利用するようになると言います。

例えば、子供の家賃を払うために、親が住むアジアから英国にいる子供へ送金することは、今日の実生活でのユースケースです。

そして、我々のプラットフォームでは3〜5秒以内でのリアルタイムの送金・着金が可能です。

リップルのビジョンは世界規模でリアルタイム決済を行うことです。

したがって、我々のビジョンが達成されれば、銀行部門や金融サービス全体がこぞって我々の決済プラットフォームを利用するようになるでしょう。

リップル社が銀行と連携する真の理由

一方で、カンファレンス内では、リップル社の技術が銀行で利用される意義について質問が挙がりました。

リップル社は自社の技術を銀行に提供していますが、そもそも決済に銀行を仲介する必要性は必ずしもありません。

この質問に対して、Craddock氏は次のように答えています。

一切銀行を経由しない取引が主流になることは、現実的には難しいと思います。

確かに仮想通貨を使えば、銀行を介さずにどこへでもリアルタイムでトランザクションを送信できます。

しかし実際には、人々は仮想通貨での直接送金に慣れているわけではなく、快適さを感じていません。

結果として、人々が仮想通貨へのシフトを理解しているにも関わらず、銀行がこれからも国際決済の大半を担うことになるでしょう。

ですからリップル社は、国際的決済の問題点を解決するために、銀行と直接連携しています。

リップル社の強みは「金融分野への集中」

さらに、Craddock氏はカンファレンス内で、リップルが早期からブロックチェーンの世界にいたことで、イーサリアムのような新しいプラットフォームに比べてアドバンテージがあるかどうかを尋ねられました。

私はリップルが先駆者としてのアドバンテージを持っていることをあまり確信できません。

リップルは特定のユースケースに集中していますが、イーサリアムは数多くのユースケースを持っています。

人々はイーサリアムプラットフォームをあらゆる種類のものに使用していますが、私たちは本当に銀行や金融機関の問題解決に集中してきました。

したがって、私はリップル社の技術が金融サービスに普及していくだろうと考えています。

CoinPostの関連記事

リップル新CTOが語る、ブロックチェーン関連技術に対する銀行の焦燥感とRipple社の活路
米Ripple社のDavid Schwartz新CTOは、銀行が国際送金の中継銀行や高利益の業務を奪うノンバンク系決済企業に圧されつつある現状を指摘。 仮想通貨やブロックチェーンなど技術的優位性に活路があるとした。
リップル社が明文化:混同されやすいリップル社と仮想通貨XRPの違い
米国で取り沙汰されている「有価証券問題」に進展がない中、リップル社はXRPが独立したトークンであることを主張しており、今回公式ブログにて解説内容を明文化を行った。市場価格にも影響する可能性のある重要な内容だけに、注目が集まっている。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/02 日曜日
11:30
ビットコインFOMC通過も上値重く、クラリティ法案とFRB政策観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)はFOMC通過後も1030万円台で方向感を欠き、物価指標発表後の円高急進が重石となった。クラリティ法案の休会前採決動向とFRBの追加利上げ観測が、目先の相場を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/31)|クラリティー法の動向・ETHとSOLのETP提供・XRP運用戦略のまとめ
今週は、米仮想通貨市場構造法案(クラリティー法案)の動向、イーサリアムとソラナのETPの新規提供、エバーノースCEOが語るXRP運用戦略に関する記事が関心を集めた。
08/01 土曜日
13:15
ハイパーリキッドHIP-4、パーミッションレス予測市場をテストネットで有効化
分散型取引所ハイパーリキッドは、誰でも予測市場を作成できる機能をHIP-4のテストネット上で有効化したと発表した。ポリマーケットやカルシとの建玉規模の違いも解説する。
11:12
ビットコイン中心から転換したストラテジー、みずほなど複数証券会社が評価
ストラテジーがビットコイン一辺倒の資金配分から現金積み増しへ転換したことを、TDカーウェンやベンチマークが評価。両社は優先株の額面回復が経営の最優先事項だと分析している。
10:15
イタリア中央銀行、ステーブルコイン送金にコスト優位性なしと結論
イタリア中央銀行がステーブルコイン送金の実証実験結果を公表。伝統的な送金手段と比べ体系的なコスト優位性は確認できなかったとしている。
09:45
FIFAワールドカップ、予測市場での取引が3兆円規模に 公式NFTも盛況
チェイナリシスが2026年W杯が予測市場にもたらしたインパクトを分析。取引総額200億ドル規模となった。FIFA公式NFTプラットフォームでは10万人超がチケット購入権を取得した。
08:15
米財務省がイラン企業2社に制裁措置、デジタル資産決済による制裁回避も主張
米財務省は、イラン関連の新たな制裁措置を発表。今回のホルムズ海峡における制裁の要因となった活動には、デジタル資産の決済による制裁回避も含まれるとしている。
07:15
7件のビットコイン清算連鎖事例、価格の予兆信号は事象ごとに相違=研究レポート
研究者が7件のビットコイン無期限先物清算連鎖を分析した結果、相場崩壊の予兆信号は事象ごとに異なり、共通する指標は注文フロー変動の低下のみだったことが分かった。投資家は単一事象の予兆パターンを過信すべきでない。
06:35
暗号資産取引所BTCBOX、8月3日から段階再開へ
BTCボックスが運営する暗号資産取引所BTCBOXは、長い間停止していたサービスを8月3日から段階的に再開する。ログインにはパスキー認証、日本円出金には2段階認証が必須となる。
06:15
テザー財務報告書、ビットコイン冬相場でステーブルコインの超過準備金が半減
ステーブルコイン発行大手テザーは2026年第2四半期の決算で、資産が負債を上回る超過準備金が82億ドルから41億ドルへと半減したことを開示した。ビットコインや貴金属の評価額低下が背景にある。
05:50
ビットコイン専門ウォレット『コールドカード』流出被害が110億円相当に、ギャラクシーが算出
ギャラクシー・リサーチは、コールドカードの脆弱性に関連する流出被害が1196件のアドレスから1082.65BTC、110億円相当に達したと分析。自己管理型の利用者への影響が大きいことが明らかになった。
05:00
USDC発行企業サークル、ニューヨーク州から信託免許を取得
サークルがニューヨーク州金融サービス局から限定目的信託免許を取得したと発表した。ステーブルコインUSDCの発行体制強化に向け、規制対応をさらに深める。
07/31 金曜日
17:29
レイ・ダリオ、ビットコインは1%保有継続 増刷不可も量子リスクに警戒
米著名投資家レイ・ダリオ氏が英ポッドキャストで、自身のポートフォリオにおけるBTC比率が約1%のまま変わらないことを明らかにした。増刷できない強みを認めつつ、量子コンピューターや政府による監視・課税のリスクにも言及している。
15:32
アルトコイン相場、ビットコインから切り離され値動きに=ウィンターミュート
ウィンターミュート(Wintermute)は30日、2026年上半期のOTCフロー報告書を公表した。機関投資家の現物取引比率が過去最高の72%に達し、オルトコインのオプション取引高は半期比約3.4倍に拡大。銘柄の集中と長期保有の傾向を分析した。
14:20
ビットコイン長期保有者供給、月間21万7000BTC増=アナリスト
オンチェーン分析家ダークフォスト氏によると、ビットコインの長期保有者供給は12月以降増加が続き、直近は月間平均21万7000BTCのペースまで加速。強気相場時とは逆の動きだとし、需要面の弱さも指摘した数値の意味を整理する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧