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仮想通貨犯罪の被害額、過去3年間下回るペース=チェイナリシス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

被害総額は例年でも最小ペース

大手ブロックチェーン分析企業チェイナリシスは16日、暗号資産(仮想通貨)を利用した犯罪に関する中間レポートを発表した。

相場の下落に連動する形で被害総額は例年に比べて減少している反面、ハッキングの被害額は上昇傾向にあることがデータ面でも浮き彫りとなった。

チェイナリシスは多数の政府や金融機関にブロックチェーンのデータ分析を提供する企業。国際機関などと連携して仮想通貨犯罪に関するレポートも定期的に公開しており日本でも事業を展開している。

関連:チェイナリシスジャパン、日本サイバー犯罪対策センターへ入会

2022年上半期終了時点で、仮想通貨関連の詐欺に伴う収益は相場の下落に応じて前年比の同時期から65%減少。チェイナリシス社は市場の不況に伴う新規参入ユーザーの減少が詐欺事例の低下につながったと推測した。

出典:Chainalysis

仮想通貨市場全体の取引量は前年比で36%減少した一方、違法取引量は前年比で15%しか減らなかった。ただ、過去4年間と比較しても違法利用の被害件数は最小規模になっている。

ハッキング被害は増加

一方で全体的にはハッキングによる被害額は唯一上昇傾向にある。

2021年全体では12億ドル(1,600億円)だったハッキングによる被害総額は22年7月時点で既に19億ドル(2,600億円)を突破。2021年もコードがオープンソースになっているDeFi(分散型金融)プラットフォームにおける不正流出事例が多発している。

出典:Chainalysis

こうしたハッキング被害を抑える為にはユーザー(民間)と規制機関の連携した呼びかけが重要であるとチェイナリシスは主張。新規ユーザーに安全なプロジェクトを見出す方法を共有していくべきだと訴えている。

関連:「DeFi経由の資金洗浄が増加」=チェイナリシス

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