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パラグアイ大統領、仮想通貨法案を拒否

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大統領による拒否

南米パラグアイ共和国のMario Abdo Benítez大統領は29日、暗号資産(仮想通貨)規制法案に対して拒否権を発動し非承認した。

スペイン語ニュースサイトLa Naciónによると、拒否の原因は仮想通貨マイニングを産業活動として認め、電気料金の上限を現在の産業用料の15%にするという優遇措置だという。

パラグアイは水力発電で国内の電力需要ほぼ全てを賄っているとされている。一方で、水力発電によって産出された電力は、国内で三分の一程度しか消費されておらず、パラグアイ内の電気代も安くとどまっている状況だ。こうした安価な水力発電エネルギーを、仮想通貨マイニングに利用することが法案にある1つの狙いだった。

同法案を提出した一人であるFernando Silva Facetti上院議員は30日、法的なグレーゾーンで運営されている仮想通貨マイニング業界は雇用と資源を生み出しているのに、大統領の決定はこれらの活動の存在を無視するものになるとして強く異議を唱えた。

同法案は5月末下院で可決され、7月に上院でも可決された経緯がある。内容については、主に仮想通貨取引所に対して、パラグアイのマネーロンダリング防止機関への事業登録を義務付けるもので、マイニング事業者が個人および法人問わず、産業用電力使用の認可やライセンスを申請することも規定。また、仮想通貨マイニング産業の誘致も法案確立の目的の一つだった。

拒否された法案は議会に戻され再審議される可能性がある。

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