はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国市場が仮想通貨の価格に大きな影響を及ぼす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最近の仮想通貨市場における韓国の影響力
ここ1週間、韓国市場がいくつかの通貨(リップル、ビットコインキャッシュ、モネロ)の相場にインパクトを与え、価格を上昇させています。
目次
  1. 概要
  2. この一週間の韓国が与えたインパクト
  3. リップル(Ripple)
  4. ビットコインキャッシュ(BitCoin Cash)
  5. モネロ(Monero)

概要

円をアメリカで使うためにはドルに変えて使用する必要がありますが、仮想通貨は各国の国境に関わらず存在しています。

日本、アメリカ、アルメニア、カメルーンなど、どこの国に住んでいてもトレードが可能となっています。

国を超えて買う、売る、などのトレードを行える仮想通貨のプロセスは国を超えて平等な取引と言えるのかもしれません。

しかし、殆どの投資家が使う取引所はその国の規定に乗っ取り営業をしています。そのため突然トレード量がその国で多かった場合、国の新規定や時事ニュースによって取引量が大幅に大きくなることも起こりうるのです。

その良い例が今回の韓国の仮想通貨へのインパクトです。

今回はここ1週間の世界仮想通貨市場へ与えた韓国の影響について分析していきます。

この1週間の韓国が与えたインパクト

ここ1週間で韓国市場が影響を及ぼした3つの通貨(リップル、ビットコインキャッシュ、モネロ)について述べていきます。

リップル(Ripple)

先週価格が高騰し一時先週比90%以上の価格が上昇したリップルでしたが、この日最も価格に影響を及ぼした原因が韓国市場からの取引でした。CoinMarketCapによると、この時の取引量の70%以上の取引が韓国から行われていたことが判明し、実際に世界でもっとも取引が行われた4つの取引所のうち3つが韓国の取引所でした。

ビットコインキャッシュ(BitCoin Cash)

8月18日にはビットコインキャッシュが高騰しました。CoinMarketCapによるとこの日も韓国からの取引量が世界での取引量を独占しました。時価総額2000億円の内、約1200億円、全体の56%の取引が3つの韓国の取引所により行われており、一時は1ビットコインキャッシュが10万円を超えた時もありました。

モネロ(Monero)

この2つの事例に原因がありそれが反映されている関係性は定かではありませんでしたが、週末26、27日にまたこれと同じ現象がMoneroで起こりました。

今回は、韓国取引所にMoneroが上場すると決定した夜、このリップルとビットコインキャッシュの韓国市場参入の事例を踏まえ、たくさんのトレーダーが上場後の価格上昇を予測し、Moneroを購入しました。

その結果、上場が決まった報告の夜には既に、Moneroの価格は2倍に高騰しました。そして、実際に韓国取引所に上場した週末、28日には先週比から3倍の値段約14000円を記録しました。ここからも伺える様に、仮想通貨の韓国市場への参入は世界に大きな影響を及ぼしています。

まとめ

これらの結果を踏まえると、今後の仮想通貨トレードにおいて韓国からのマーケットに注意してトレードする必要があるかもしれません。

恐らくこの様な傾向は今後他の国からも起こる可能性がありますので、各国の取引量のチェックも一つのトレードの目安として確認するのも良いかもしれません。

Annyeong Bitcoin: South Korea, Canada and a Changing Crypto Market

Aug 28, 2017 at 09:00 UTC by Ash Bennington

原文はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 日曜日
11:30
短期調整警戒も、今週高値を「大天井」断定は時期尚早か|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、1400万円台で推移する今週のビットコイン(BTC)相場を分析。10万ドルの壁を突破できれば、FOMOによって相場が走ると想定するも、CMEのビットコイン先物では7.8万ドル〜8万ドルの間に窓が開いている点にも言及した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|モルガン・クリークCEOのアルトコイン5選に高い関心
今週は、モルガン・クリークのCEOによる仮想通貨ビットコイン・アルトコインの市場分析、ヘデラやXRPの高騰、a16zの2025年トレンド予想に関するニュースが最も関心を集めた。
12/07 土曜日
13:25
中欧チェコ、長期保有の仮想通貨に対する免税へ
チェコ共和国で、3年を超えて保有の仮想通貨によるキャピタルゲインを非課税とする法案が成立した。一定額以下の取引も免税となる。
11:40
仮想通貨と株式市場は割高か、米バンカメのアナリストが警戒
米主要株指数のS&P500は6日に史上最高値を更新し6,090ポイントの値を記録した。一方、仮想通貨ビットコインは5日に10万ドルの大台を突破し6日にはフラッシュクラッシュが発生したものの、7日には再び10万台を回復した。
10:05
米NY連銀元総裁、トランプ新政権のビットコイン準備金構想を批判
米国のトランプ次期大統領のビットコイン準備金構想に対し、NY連銀元総裁が批判的見解を表明した。代わりに規制を整備すべきとしている。
08:50
リップル社のシュワルツCTO、ステーブルコインRLUSDの課題を語る
米仮想通貨関連企業リップルのデビッド・シュワルツCTOは、年内のステーブルコイン「RLUSD」ローンチに対する希望を依然として持ち続けているようだ。The Block主催の仮想通貨カンファレンス「Emergence」に登壇し見解を語った。
07:45
米フロリダ州、25年1Q開始の議会でBTC準備金創設か
フロリダ・ブロックチェーン・ビジネス協会の創設者は、同州の仮想通貨ビットコイン準備金計画について説明。2025年第1四半期からの議会で戦略準備金を創設できるようになる可能性が十分にあるとした。
07:10
アルトコインとビットコインの相関性が低下 アナリスト分析
仮想通貨市場において、昨日ビットコインの急激な変動(フラッシュクラッシュ)に対し、主要アルトコイン銘柄が安定性を示す状況が確認され、アルトシーズンの継続が示唆されている。
06:25
イーサリアム4000ドル突破、3月以来の高値
仮想通貨イーサリアムの価格は昨日のビットコイン主導のフラッシュクラッシュから堅調に回復し、現在4,042ドルで取引されている。
12/06 金曜日
18:22
国税庁、日本居住者による米国ビットコインETFの譲渡所得は「分離課税」の認識示す
米国ビットコインETFの売却益に対する国税庁の見解が明らかに。申告分離課税(20%)適用の判断が、日本の仮想通貨課税制度の見直し議論に波紋を呼ぶ。国内ETF解禁への課題も検証する。
18:00
仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく
仮想通貨の基本的な分類と代表的な銘柄を初心者向けに解説。決済通貨(BTC・XRP)、プラットフォーム通貨(ETH・SOL)、ユーティリティトークン、ミームコインの特徴や違いがわかります。
14:04
メルコイン、メルペイ残高から暗号資産つみたての自動引き落としを開始
メルカリの売上金(メルペイ残高)から暗号資産の自動つみたてが可能に。メルコインが新機能を追加し、ビットコイン・イーサリアムへの投資がより簡単に。渋谷で記念イベントも開催、最大1万円分のビットコインが当たるキャンペーンも実施中。
14:00
感情に翻弄される仮想通貨投資の実態、8割の保有者が認める=Kraken調査
Krakenの最新調査で、仮想通貨投資の実態が明らかになった。米国の8割以上の投資家がFOMOとFUDに影響され、感情的な意思決定が投資戦略を危うくしていることがわかった。
13:00
ソラナへの戦略的投資を行うソル・ストラテジーズ社、ナスダックへの上場を申請
カナダの仮想通貨投資会社ソル・ストラテジーズが、ナスダック上場を申請した。同社はソラナへの戦略的投資を拡大しているところだ。
12:43
10万ドル達成後のビットコイン急反落、1500億円相当の大規模ロスカットが発生
ビットコイン史上初の10万ドル到達後、急激な価格調整により10億ドルのロスカットが発生した。相場過熱の実態とSUIが上昇した背景などアルトコイン相場を解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧