はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スクエニ年頭所感「ブロックチェーンゲームにさらに注力」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たなゲーム開発と投資を行う計画

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長は1日、年頭所感を発表。ブロックチェーンゲームについて、さらに開発を進めていくと述べた。

新規事業開発の中でも、特にブロックチェーンを活用したゲームに注力しており、積極的な投資・事業開発を進めてきたと説明している。2023年もさらに、新たなゲームのリリースと、国内外企業への投資を行うとして、次のように話す。

当社グループも、昨年発表したタイトルも含めた複数のブロックチェーンゲームを現在開発中であり、今年中にさらに多くのタイトルを公表すべく準備を進めています。

また、投資に関してもグローバルにソーシングを実施し、国内外を問わず有望な事業体への出資を継続してゆきます。

その上では、ユーザーに「どのような新しい体験や新しい面白さをお届けすることができるかが極めて重要」になるとも続けている。

従来のゲームを中央集権型とすれば、ブロックチェーンゲームは「自律的な分散型モデル」であるべきとしており、そうしたコンセプトのもとに、ユーザーに新しい体験を届けていく姿勢だ。

FTX破綻にも言及

松田社長は、2022年の波乱についても言及。仮想通貨取引所FTX破綻や、マクロ経済の動きに連動して暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)のマーケットが不安定になったことなどを挙げた。

新しい技術や仕組みは、「革新をもたらす一方で様々な混乱」も生み出すと指摘し、こうした過程を経て「ルールが整備され、より見通しのよい事業環境」が提供されるようになれば、ブロックチェーンを活用したエンタテインメントの成長にとって望ましいとしている。

松田社長は、業界の環境整備について、日本においては、2022年に閣議決定された『デジタル社会の実現に向けた重点計画』の中でWeb3推進に向けた環境整備が盛り込まれ、デジタル庁も「Web3.0研究会」を立ち上げるなど、政府からも後押しする姿勢が活発になっていると語った。

デジタル庁は2022年9月に「Web3.0研究会」を設立。11月には独自のDAO(分散型自律組織)を設立することを明かした。実際に研究会メンバーがDAOを設立することで調査を行い、DAOに法人格を付与する法制措置の「便益と課題を検討」していく予定だ。

関連デジタル庁のWeb3研究会、独自のDAO設立へ

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

初のNFTコレクション「シンビオジェネシス」

スクエニは、2022年2月にブロックチェーン・エンタテインメント事業部を新設しており、NFTゲームの発表や、アニモカブランズなどWeb3やメタバース企業への出資などを行っている。

関連スクエニ、NFTゲームの事業戦略を打ち出す

関連スクエニ、ファイナルファンタジーⅦのコレクターグッズにNFT採用へ

昨年11月には、新規IP(知的財産)による、初のNFTアートコレクション「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」をリリースすると発表した。2023年春に公開する計画だ。対応ブロックチェーンは、イーサリアム(ETH)が予定されている。

NFTアートをキャラクターに見立てて展開するファンタジーの世界で、プレイヤー同士の戦略的行動と物語を楽しむ新しいエンタテインメントだと説明している。内容としては、プレイヤーが荒廃したファンタジー世界で「独占と分配」をテーマとするミッションを行い、謎解きに挑戦するものだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当のビットコイン送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧