先読みビットコイン情報|仮想通貨相場に大きな影響を与え得る「重要ファンダ」予定表

重要ファンダ予定表
米国会によるリブラ公聴会。またG7でリブラが主要議題になる見込み。Bitfinexの裁判再開も間近。仮想通貨市場価格に影響を与える得るイベント情報を随時更新。あらかじめ材料をチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。

仮想通貨投資で覚えておきたい重要ファンダ(7/12更新)

著しく価格が変動する仮想通貨市場だが、相場全体に影響を及ぼす大型イベントを念頭に置くことは投資において重要だ。

仮想通貨市場や主要通貨に影響を与えるイベント情報をまとめ、随時更新している。

イベント名 注目度 日程
仮想通貨リブラの米国会公聴会 ★★★☆☆ 7月17日〜18日
G7会議、リブラが議題か ★★★★☆ 7月第三週
Bakktビットコイン先物、UAT開始 ★★★★☆ 7月22日
Bitfinexの裁判再開 ★★★☆☆ 7月29日
ライトコイン半減期 ★★★★★ 8月前後
VanEck版ETF 次期判断期限 ★★★★☆ 8月19日
バイナンス、米国ユーザーのサービス停止 ★★★★☆ 9月12日
NEM(XEM) カタパルト ★★★★★ 8月〜11月
ETH イスタンブール ★★★★☆ 10月16日
FATF・対日審査 ★★★★☆ 10月最終週
米Ripple 『SWELL 2019』 ★★★★★ 11月7〜8日

仮想通貨リブラの米上院公聴会

フェイスブックが先月発表した仮想通貨リブラに関して、米国会上院の銀行委員会は公聴会を日本時間7月17日に開催する。

「フェイスブックが提案するデジタル通貨とデータプライバシーの検討事項」と題されたこの公聴会に出席する人物などに関する詳細は明かされていないものの、米国のみならず世界各国の政府、仮想通貨業界においても非常に注目されている。

「リブラ」が発表されて一月も立っていない今、米国やフランスなどの政府はそれがもたらし得るプライバシーや経済的リスクを不安視しており、日本政府などはそれの理解に務める姿勢も示している。

よって、リブラに関する世界初の政府による公聴会の内容は注視すべきだと言えるだろう。

仮想通貨リブラの米上院公聴会が決定

仮想通貨リブラに対する米上院公聴会が7月16日に予定、その狙いは
賛否両論で注目されている仮想通貨リブラについて、米国会上院の銀行委員会は公聴会を7月16日に開催する。同時期に下院の金融サービス委員会によるフェイスブックの役員らに対するリブラ関連の公聴会も開かれる可能性が考えられる。

開発中止を求める米下院のリブラ公聴会

上述の上院公聴会に続くのが、下院のリブラに対する公聴会だ。

翌18日に予定される下院の公聴会は、下院金融サービス委員会のMaxine Waters理事長が決定した公聴会で、6月19日にリブラの中止を求める要求書をフェイスブック側に送りつけた。

さらに、フェイスブックの解釈と中止要求を支持する30以上の市民・政治団体が発した懸念や不安を受けた国会は、新たに4名の議員が「リブラ中止要求」に加わるなどしている。

米下院のリブラ公聴会

仮想通貨リブラに対する公聴会、開発の中止を求めた米下院金融サービス委員会でも開催決定へ『緊迫したやり取りの行く末はいかに』
フェイスブックが開発中の仮想通貨リブラに対して、そのプライバシーやセキュリティに関する説明を同社に求める公聴会を、米下院金融サービス委員会が招集したことが明らかに。

G7財務相・中央銀行総裁会議、リブラが議題か

フランス中銀の理事長は仮想通貨を利用するマネロン問題とその規制などに対し、G7で審議できるように加盟国で構成された特別対策チームを作ろうとしていることが、ロイターの報道で明らかになった。

なお、G7の加盟国は、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダとの7ヶ国。

特別対策チームはマネー・ロンダリング対策や消費者保護等の観点から、各国の中央銀行がどのように「リブラ」のような仮想通貨に関わっていくべきかを調査する役割を持つという。

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仏中銀は仮想通貨に対し、「G7」で審議できるように加盟国により構成される特別対策チームの結成を計画。マネー・ロンダリング対策や消費者保護の方法について調査をする。仮想通貨リブラが加速させたか。

Bakktのビットコイン先物、テスト開始日が判明

昨年末から示唆されていたBakktのビットコイン先物取引が7月22日からユーザー受け入れおよび先物のテスト(UAT)を開始することが判明した。BakktのCOO Adam White氏がブログを通じて明かした。

Bakktの先物は、5月の上昇要因にもなった内容で、今回具体的な開始日時が公開されたことによって、UAT実施に対する期待感は高まる可能性がある。

ビットコイン現物先渡し先物を提供する方針で米CFTC(商品先物取引委員会)の認可待ちとなっていたBakktは、7月をもって試験段階に移行する。NY証券取引所の親会社にあたるICE(インターコンチネンタル・エクスチェンジ)が運営する先物取引所ICE Futures U.S.で取り扱いを予定する。

なお、CFTCから認可が下りた後には、毎日決済と限月決済のビットコイン先物取引として、米国規制当局から認可される取引所で取り扱われる予定だ。

テザー問題の渦中Bitfinexの裁判再開

ここ数ヶ月は現在トレーダーの関心の渦中にある、米NY司法当局とテザー社およびその親企業iFinex社の裁判沙汰にも新たな展開が見られた。越権行為であると主張するiFinex側に対し、ニューヨーク検事総長(NYAG)側は新たな書類で「米NY市民にサービス環境を提供している」として管轄権を主張。22日を予定するテザー社側の反論や、7月29日に再開予定の裁判内容に注目が集まっている。

ただし、直ちに「テザー発行制限措置」など強制力のある結果が出て市場に影響を及ぼすようなものではなく、段階的に判決を導く法廷闘争は長期化する可能性が高い。

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仮想通貨ライトコイン(LTC)の半減期

今年の8月前後には、時価総額上位通貨であるライトコイン(LTC)の半減期が予定されている。

ライトコインは以前にも2015年8月に半減期が起きており、当時はマイニング報酬が50LTCから25LTCに減少した。今年夏頃に想定されるLTCの半減期後、マイニング報酬は現在の25LTCからさらに12.5LTCとなる予定だ。(ライトコイン半減期のカウンドダウンサイトはこちら

カウンドダウンサイト上では「8月6日」頃に半減期到達が見込まれている。

仮想通貨・ビットコインETFの次期期限

現在米SEC(証券取引委員会)は主に2つのETF申請を検討している。1つ目はCboeで取引が予定されているVanEck社とSolid X社が提供するビットコインETFで、もう一つはBitWise社が提供する仮想通貨ETFだ。

米SECがETF申請に関する判断を発表する次回の暫定期限はBitWise社が8月14日、VanEck社が8月19日(最終期限:10月)となっている

米SECは判断を最大3回、連邦官報にETF申請が掲載された日から最長240日まで判断発表の期限を延期することができる

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Binance、米国ユーザーへのサービス停止

仮想通貨取引所Binanceは14日、「ユーザー利用規約」を更新し、新たに「米国ユーザーへのサービスを停止する」との制限を加えた。

この制限は9月12日 より実施されるもので、利用規約を遵守しないユーザーに対して、本家Binance.comにて取引および入金が利用できなくなる。一方で、9月12日以降もウォレットに保管されている資金へのアクセス・出金は利用可能だ。

この発表は、Binanceが本日「米国への進出」を発表した続報に該当する。

Binanceは、米規制に遵守した「Binance US」を設立するため、BAMというサンフランシスコ本拠地の登録送金業者と提携した。実際の日程は未定だが、Binanceはウォレットとマッチングエンジンの技術を提供し、米国における取引所の業務をBAM社が管理・運営するという。

よって、Binanceが続報として米国のユーザーに対してサービスの提供を停止する動きは、米国版Binanceの開設に向けた準備と考えられる。

米国の仮想通貨トレーダー比率が最も高いとされる中で、本家Binanceの取引高の2〜3割を占めている米ユーザーが9月12日以降に離脱せざるを得ない状況になることが予想される。ただし、「Binance US」営業開始のタイミングが引き継げば、米ユーザーの機会損失は最小限に抑えられるものと考えられる。

一方、BittrexやPoloniexがSECの仮想通貨に対する不明確な見方で有価証券と定められることを懸念し、複数の仮想通貨銘柄を米ユーザー対象外にすることに動いている現状もある。Binance USがBinanceの独自通貨BNBの取引を提供するかどうかは、現時点では定かではない。

NEM「カタパルト」

仮想通貨ネムの開発などに携わるNEM.io財団は今年3月末、新たな大型アップデート「カタパルト」に関するロードマップを発表し、そこで8月から10月頃(Q3後半〜Q4初期)をメドにメインネット公開を目指していることがわかった。

「実用性とセキュリティー」を兼ね備えたブロックチェーンとして期待が集まるカタパルトでは、パブリックチェーンとプライベートチェーンの2つが利用可能となる予定で、新たなステージに向かうこととなる。

また今夏7月から9月頃に「カタパルト」のテストネット公開が予定されており、今後も見逃せないプロジェクトの一つだと言えるだろう。

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イーサリアム「イスタンブール」メインネット

イーサリアム2.0の実現に向けてアップデートを複数重ねているイーサリアムは今年10月16日に大型アップデート「イスタンブール」を控えている。

イーサリアムでは度々「コンスタンチノープル」など過去のアップデートでも開発の最終チェックなどで日程が延期されるケースが見られたが、「イスタンブール」はPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)への移行が行われる「セレニティ」の手前のアップデートとなるため注目を集める可能性が高い。

「イーサリアム2.0」に向けて、このアップグレードは極めて重要な段階であり、PoWからPoSへの移行に当たる最後の布石とされている。

第4次FATF相互審査(日本)

FATF(金融活動作業部会)は、加盟国と地域で、マネーロンダリングとテロ資金供与への対策(AML/CFT)の実施状況に関して、約10年ごとに相互審査を行うことになっている。日本国内の仮想通貨業界にも関連するとされている。

相互審査では、定められた51の項目が4段階で評価され、評価が芳しくないと「監視対象国」に認定され、金融機関は国際的な取引で大きな影響を受けることになる。

そこまでの厳しい評価ではないものの、「重点フォローアップ」という区分に指定されると、各国や地域は改善に取り組む必要があり、日本も2009年に行われた相互審査で半数を超える項目で「重点フォローアップ」対象となり、すべての項目の改善を終えたのは16年の10月だった。


FATFでは、第4次相互審査を実施中。日本の審査は10月の最終週から実施予定で、その結果は20年夏頃に判明する。日本はほとんどの項目で規制の対応を行なっていて、前回のような困難な状況に直面することはないと予想する向きは多いかもしれない。

実際、FATFが6月21日に公開した「仮想通貨業界勧告ガイダンス」では、AMLとテロ資金対策に重点が置かれており、日本政府が今後そのガイダンスをどのように基準にしてAMLの強化などを行なっていくかは未知だ。

しかし、5月に成立した「改正資金決済法」の法改正は、昨年問題視された金融庁の立入検査からの業務改善命令や、この相互審査などを踏まえたものであるため、FATFから低評価を受ける可能性は低いとされている。

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リップル社『SWELL 2019』開催

SWELLとは、米Ripple社が主催する国際カンファレンスの名称で、「巨大な波(XRP革命の大きさ)」を意味する用語だとされている。世界各国における、政治・経済界、銀行業界、ブロックチェーン業界のリーダーが一堂に介し、「送金の未来」について議論する場となる。

昨年はRipple社の本拠地のサンフランシスコで、10月1日〜2日にかけて2日間開催されたが、今年は、アジアの金融重鎮シンガポールにて、11月7日〜8日に開催が決定されている。

「SWELL 2018」では、米国の元大統領(42代目)「ビル・クリントン」氏を招致したほか、リップル社取締役で、米国のオバマ前大統領の下で国家経済顧問を担当した「ジーン・スパーリング」氏らが登壇した。2019年の登壇者などの詳細は5月時点では発表されていないものの、昨年に続き、高い関心を集めることになりそうだ。

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