香港の大手ニュースメディア南華早報によれば、1984年に設立された広州における「経済技術開発区」は8月24日、金融システムのセキュリティと安定性を保つため、仮想通貨を宣伝する関連イベントの開催を禁止すると告示したと報じた。
先週には、コインポストでも、中国首都北京市の地元政府機関が「仮想通貨に関する宣伝イベントを禁止する通知」を公示し、すべてのオフィス建物、ホテル及びショッピングモールにおける仮想通貨関連イベントを行うことを全て禁じたとする記事を掲載していた。
このように、中国で仮想通貨宣伝イベントが相次いで禁止されることは、中国政府が昨年9月に発令した『仮想通貨全面禁止令』の流れを汲んでおり、特に規制されていない一部ICO市場は、政策強制対象とされている。
先週報道された中国政府による124社の海外取引所へのアクセスブロックと、WeChat上の仮想通貨取引及びICO関連のアカウント・ホームページに対する永久封鎖も加え、今後更なる強制手段が講じられる可能性がある。
また、米中貿易摩擦に終結の兆しが見られず、人民元を買い支える動きが観測される中、中国当局は資本の外部流出を懸念しており、仮想通貨、及びICOの取り締まり強化を実施している可能性も考えられる。
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