CoinPostで今最も読まれています

サポート維持失敗のビットコイン410万円割り込む、次の下値目途は?|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週7/22(土)〜7/28(金)の仮想通貨相場

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

7/22(土)〜7/28(金)の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は、週明けから小幅ながら下落して取引されており、27日木曜日には先月20日ぶりに終値で410万円を割り込んだ。

バイナンスUSがサービス開始当時にウォッシュ・トレードによる出来高水増しを行なっていたのと疑惑がWSJから報じられ、週明けのBTC相場は420万円台前半から一段安を演じ、410万円まで値を落とした。一方、ドル建てで2.9万ドル周辺となった同水準で下げ止まると、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見ムードが強まり、相場は動意に欠ける展開に転じた。

FOMCでは市場の予想通り25ベーシスポイント(bp)の利上げが決定され、声明にも大きな変更はなく、特段のタカ派的なサプライズは確認されなかった。BTCはFOMC直後に上値を試したものの、政策先行きに不透明感が残ったからかすかさず上値を重くすると、ドル円相場の下落も重石となり上げ幅を解消。

翌朝にはイベント通過でやや買い戻しが入ったが、第二・四半期の米国内総生産(GDP)速報値や、新規失業保険申請件数が改善した他、日銀が長期金利上限の超過を容認する可能性が報じられたことによるドル円相場の急落が相場の重石となり、410万円を割り込んでいる。

第1図:BTC対円チャート(1時間足)出所:bitbank.ccより作成

FOMCはやはり特段のサプライズなく通過できたが、今月以降の手掛かりには欠ける結果となった。

また、会合後の記者会見でパウエル米連邦準備制度(FRB)議長は、「FRBスタッフは景気後退を予想していない」と発言した矢先、四半期GDPが上振れ、早期利下げ観測後退による米債利回りの上昇がBTC相場の下落に繋がった格好だ。

これにより、ダウ平均の13連騰記録にも終止符が打たれ、目先では米株の利食いにも注意を要する。

一方、米四半期個人消費支出(PCE)価格指数の速報値は、前期比で第一・四半期の4.1%から2.6%に鈍化。同コア指数も4.9%から2.3%に改善しており、今夜(28日午後21:30)発表される6月の米PCE価格指数が、BTC相場が切り返す切っ掛けとなる可能性も指摘される。

いずれにせよ、次回9月のFOMCまで追加利上げの有無はデータ次第の「白紙」な状態が続くと言え、短中期的にBTCの方向感は先読みし難い。

こうした中、来週は米国の雇用統計ウィークとなっており、JOLTs求人件数(8月1日)、ADP雇用レポート(2日)、労働省の雇用統計(4日)のほか、前米供給管理協会(ISM)の製造業(1日)とサービス業動向レポート(3日)の発表が控えており、重要指標が目白押しだ。

BTCは対ドルで節目29,000ドルや2021年安値の28,800ドル周辺エリアがサポートとして機能しているが、同水準の維持に失敗すれば、75日線(28,500ドル≒398万円)や一目均衡表雲下限(28,120ドル≒392.6万円)などが下値目途として挙げられる。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回のレポート:円建てBTC相場は為替起因の動きにも注意

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
02/25 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|WLD急騰や日本株の「七人の侍」に高い関心
今週は仮想通貨ワールドコインの急騰、ゴールドマン・サックスによる日本株の「七人の侍」の選定、コインベースからのビットコインの大口出金に関する記事が最も関心を集めた。
02/24 土曜日
17:10
米国債担保型トークンがアプトスで流通 オンボーディングも視野 
米国債のトークン化を進めるOndo FinanceとAptos Foundationが戦略的提携を発表。USDYトークンのAptos統合、DeFiプロトコルが採用を進めておりエコシステムがさらに拡大。暗号資産(仮想通貨)のロックアップ総額も上昇傾向にある。
14:00
SuiブロックチェーンがStardustと提携、Web3ゲーム開発促進へ
Web3ゲーム用ウォレットを手掛けるStardustが、Suiブロックチェーンの統合を発表。この提携により、Web3ゲームのエコシステムが強化され、新たなゲーム体験が提供される。暗号資産(仮想通貨)スイは時価総額トップ50にランクインした。
13:00
米トランプ前大統領、ビットコインに前向きな姿勢に変化か
米ドナルド・トランプ前大統領は「仮想通貨ビットコインとは共存できる」と発言。懐疑的だった以前よりもビットコインに前向きな姿勢を示した。
12:00
グレースケール、プライバシーテーマのインデックスETFを申請
グレースケール「匿名銘柄のインデックスETF」はデータ・プライバシー技術を開発する企業およびZcashに投資する。ビットコインETF以外の製品を増やす狙いだ。
11:00
米登録の投資アドバイザーCarson Group、iSharesなどのビットコインETFを顧客に提供
ブラックロックのIBITでの仮想通貨ビットコイン保有数は126,950 BTCで、45.3万 BTCを保有するGBTCにつぐポジションを維持。一方、グレースケールのGBTCを除けば現在時価総額が最も高いのはブラックロックのIBITで、66億ドルに相当する。
10:00
Matrixport、3月までにビットコイン6.3万ドルも視野
Matrixportは2024年3月までにビットコインが6万3,000ドルに達する可能性があると強気予測。現物ETF承認や利下げなど複数要因を背景に挙げた。
09:00
加速する仮想通貨リステーキング、a16zがEigenに150億円投資
仮想通貨ETHやSOLのリステーキング「ストーリー」は今年の代表的なテーマの1つであり、投資家の注目と資金を集めている。
07:45
アバランチ、約2時間ブロック確定停止
仮想通貨アバランチのブロックチェーンで、ブロックの確定に問題が発生。ノードのソフトウェアのアップグレードを実施し、約6時間後に解決したことが報告された。
07:15
Flare Network、初期投資家のトークンアンロックを延長 FLR価格20%以上上昇
今回新たに出資したFlareの既存投資家はFLRトークンのロックアップ期間を2026の1Qまで延長し、30日の日平均出来高の0.5%を超えないトークンの売却に同意した。
06:30
UniswapのUNIに利益分配を提案、トークン価格が50%急騰
今まで仮想通貨UNIトークンの保有者には、Uniswapの手数料が分配されない仕組みとなっているが、これが変わる可能性が出てきた。
05:45
bitFlyer、仮想通貨3銘柄新規上場へ
国内暗号資産取引所bitFlyerは3銘柄の新規取り扱いを開始する予定だ。今週2度目の銘柄リスティング発表となる。
02/23 金曜日
16:00
Valkyrie「イーサリアム現物ETFの承認には1〜2年はかかる」
米仮想通貨投資企業Valkyrieの最高投資責任者は、イーサリアム現物ETFは今後1、2年以内に承認される可能性があると意見した。
16:00
Web3とは|次世代を担う非中央集権的インターネット環境のメリットを解説
世界中で技術革新の進むインターネット環境は、今まさに新たな時代へと移り変わろうとしています。Web3(ウェブスリー)という言葉の意味やメリットについて詳しく解説します。
13:05
JPモルガンアナリスト「仮想通貨相場の力強い上昇は、個人投資家の関心の高まりが寄与」
JPモルガンはリテール投資家が、ビットコインなど2月の仮想通貨市場の上昇に寄与した可能性が高いと述べた。背景として3つの要因を挙げている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/02/29 12:00 ~ 19:00
その他 オンライン
2024/03/01 19:00 ~ 21:30
東京 東京都千代田区
重要指標
一覧
新着指標
一覧