はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

暗号資産とビットコイン取引の玄関口に、メルカリと楽天ウォレットのポイント投資が台頭

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

未経験者に選ばれるメルカリ・楽天

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は25日、「2023年仮想通貨(暗号資産)に関する調査」の結果を発表した。

調査結果からは、楽天ウォレット、bitFlyer、Coincheckなどの取引所サービスの利用状況が詳細に分析されている。特に注目すべき点は、暗号資産未経験者の間でメルカリのビットコイン取引サービスと楽天ウォレットが選ばれる傾向が強いことだ。

まず、予備調査として20歳から69歳の男女30,000人を対象に、2023年11月24日から29日にかけて行われた調査では、29.1%の人々が仮想通貨取引所サービスを「知っている」と回答し、10.8%が「利用経験がある」と答えた。

このうち、仮想通貨(暗号資産)取引所サービスを2023年に利用開始したと回答した1,728人を対象に、2023年に利用開始したサービスを聞いたところ(複数回答可)、「メルカリのビットコイン取引サービス」が24.7%と最も多く、次いで「楽天ウォレット」が24.2%、「bitFlyer」が11.3%となった。

出典:MMD研究所(以下全て同じ)

続いて、仮想通貨(暗号資産)取引所サービスの利用歴が1年未満と回答した1,675人を対象に、利用したことのあるサービスを聞いたところ(複数回答可)、「楽天ウォレット」が26.9%と最も多く、次いで「メルカリのビットコイン取引サービス」が20.8%、「bitFlyer」が12.0%となった。

なお、「楽天ウォレット」については、仮想通貨(暗号資産)取引所サービスを利用したことがあると回答した3,240人を対象に、利用したことのあるサービスを聞いたところ(複数回答可)、27.5%と最も多かった。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ポイントで購入できる利便性

予備調査から抽出した仮想通貨(暗号資産)取引所サービス利用経験者1,600人(各n=200)を対象に、実施された本調査では、さらに深い洞察が得られた。

楽天ウォレット、メルカリのビットコイン取引サービスが人気を集める主な理由として、「ポイントで購入できる利便性」が挙げられている。

メルカリのビットコイン取引サービスは、メルカリアプリを通じて利用でき、売上金やポイントを活用してビットコインの売買が行える。このサービスは、開始からわずか7ヶ月で利用者数100万人を突破した(23年10月時点)。

同様に、楽天ウォレットでは楽天市場や楽天カードで獲得した楽天ポイントを暗号資産に交換できるサービスが提供されている。

楽天の月間アクティブユーザー数は4,090万人(2023年9月時点)、メルカリの月間利用者数は2,200万人以上(2023年7月時点)であることを踏まえると、両サービスの仮想通貨取引所サービスのポテンシャルの高さを示唆している。

さらに、仮想通貨取引所サービスにおける顧客満足度の面では、メルカリのビットコイン取引サービスが「利用開始のしやすさ」「アプリの使いやすさ」で高い評価を受けていることが明らかになった。楽天ウォレットも、「利用開始のしやすさ」、「サポート体制」等で高い評価を受けている。

本調査では、8つの主要な仮想通貨取引所サービスのユーザーが対象にされている。それぞれのサービスから均等に200人ずつ、合計1,600人の利用者が選ばれた。具体的には、楽天ウォレット、bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、メルカリのビットコイン取引サービス、DMM Bitcoin、SBI VCトレード、ビットバンクのユーザーが参加した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
09:45
著名投資家レイ・ダリオ、総資産の1%をビットコインで保有 量子リスクを懸念
著名投資家レイ・ダリオ氏が総資産の1%を仮想通貨ビットコインで保有していると表明した。量子コンピューターのリスクや金と比較した価値保存手段としての課題を解説している。
08:50
ビットコイン売り圧力は中期保有者が主因、長期大口は保有継続=VanEckレポート
バンエックが19日に公表したレポートで、ビットコインの売り圧力が長期大口投資家ではなく保有期間3〜5年の中期保有者に集中していると分析した。5年以上保有のビットコインは増加傾向を続けている。
08:25
メタプラネット、ビットコイン戦略のための新たな増資を発表
メタプラネットは、B種永久優先株式の発行を開示。調達した資金は主に仮想通貨ビットコインの財務戦略を推進するために使用すると説明した。
08:00
HashPort Wallet、1inchのスワップ技術を統合
HashPort Walletが1inchのスワップ技術を統合。ブリッジ不要でクロスチェーンスワップが可能に。JPYCを含む暗号資産を複数のブロックチェーン間で効率的に取引できる環境が整った。
07:55
21シェアーズ、ドージコイン2倍レバレッジETFをナスダック上場
仮想通貨ETF大手の21シェアーズが20日、ドージコインに2倍のレバレッジをかけた新ETF「TXXD」をナスダックに上場した。ドージコイン財団の公式組織との独占パートナーシップに基づく商品となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧