はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

新成人(18〜19歳)の人気仮想通貨はビットコインとXRP|ビットバンク投資実態調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインとXRPが若者に人気

暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankを運営するビットバンク株式会社は11日、新成人(18歳〜19歳)の一般インターネットユーザー650人を対象にした投資実態に関するWEBアンケート調査の結果を発表した。

出典:ビットバンク調べ

ビットバンクの調査結果によると、成人年齢引き下げに伴って保護者の同意なく投資を始めることができるようになった18歳から19歳の約5人に1人が、2022年に引き続き投資を開始している。

この層のうち、約24%は高校で受けた金融教育が投資への動機となったが、教育要綱には暗号資産の資産運用が含まれていないため、暗号資産業界にとっては課題となる。

投資を始めた若者の中で、暗号資産への投資比率は13.8%に達し、「2024年の暗号資産市場での価格上昇への期待」が主な投資理由として38.9%を占めた。最も人気のある暗号資産は昨年に続いて「ビットコイン」とされている。

出典:ビットバンク調べ

2023年の調査では、ディセントラランド(MANA)やチリーズ(CHZ)などのメタバース、NFT関連のブロックチェーンプロジェクトへの若年層の関心が高まっていることが明らかになった。また、米SEC(証券取引委員会)との裁判で部分的ながらも重要な有利な判決を勝ち取ったリップル社の「エックス・アール・ピー(XRP)」に対する人気も上昇している。

一方、暗号資産への投資をしない理由としては、「知識がない」「難しそうだ」「リスクが高い」といった回答が多く、この点は2022年の調査結果と一致している。

関連:ビットコイン半減期に向けて高まる期待、ビットバンク調査が捉えた投資家の関心は

NISAへの投資が最大

出典:ビットバンク調べ

投資に関する全体的な結果を見ると、2024年1月より新しくなる「NISA」が41.5%で最も多くの投資対象となっており、「株式投資」「定期預金」がそれに続いている。暗号資産・Web3関連では、2022年の暗号資産投資比率が25.9%だったのに対し、2023年は13.8%に減少。一方で、NFTは2022年の7.8%から2023年は15.4%に増加している。

投資を始めた人々の中で、2023年には「10万円〜100万円以上」の投資金額が前年比12.4%増加している。一方、投資に充てた資産全体の比率では、「10%未満」が前年の55.2%と大差なく、約59%を占めている。

出典:ビットバンク調べ

資産運用をしていない理由として、最も多かったのは「知識がないから」で、その他「難しそうだ」「リスクが高いため」「興味がないから」という回答が続いている。

この調査は2023年12月14日から21日にかけて実施され、有効回答数は600人だった。調査方法はWEBアンケート調査である。

調査の背景として、日本政府は金融教育を国家戦略として推進し、全国的に金融リテラシー向上に取り組んでいる。2022年4月からは成人年齢引き下げに伴い、高校生への金融教育が必須化された。この金融教育の目的は、資産形成や金融商品の基本的な特徴を学び、金融リテラシーを高めることにある。2022年4月から必須化された金融教育を受けた学生は、2024年3月の卒業と同時に成人を迎える。

関連:新NISA特集|つみたて投資のメリットや非課税投資枠拡大の魅力、初心者向けの銘柄選びを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧