CoinPostで今最も読まれています

フレンドテックの仮想通貨「FRIEND」急落、Baseチェーン離脱を嫌気か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

過去7日間で48.2%下落

Web3ソーシャルファイ「Friend.tech」の独自暗号資産(仮想通貨)FRIENDは大幅に値下がりした。過去7日間で48.2%下落し、27日には一時30%ほど急落していた。

出典:CoinGecko

背景には、Friend.tech開発者Racer氏がこのプロジェクトをホストしているBaseチェーンから移行する意向を表明したことがあり、ユーザーから嫌気されたようだ。

Cryptonewsの報道によると、Racer氏は「システム設計の懸賞金:もし、ユーザーに大きな問題を引き起こすことなく、Friend.techをBaseから移行させる方法を考え出すことができ、それが十分に機能し、私たちがそれを使用することを決定した場合、私たちはあなたに20万ドルを支払う」とXに投稿したという。Racer氏のXポストは全て非公開となっている。

また、Racer氏はFriend.techとBaseチェーン側の関係性が悪化していることにも言及。別のBaseチェーン利用のソーシャルファイ「Farcaster」の投資家が立ち上げ時にFriend.techを誤解し、その結果ベース・コミュニティとの関係がこじれたと述べたという。

関連Web3型SNS「Farcaster」、パラダイムなどから234億円調達

Baseチェーンの責任者であるJesse Pollak氏はXの投稿で、「Friend.techの製品は、より広範なエコシステムの一部(ベース、イーサリアム全体)から『ネガティブな投機的』という誤った文化的レッテルを早い段階から貼られていた」と指摘し、Friend.techチームが孤立感や断絶感を経験していることを認め、彼らがどのような道を選ぼうとも支持することを表明した。

Friend.techでは、ユーザーが独自のソーシャルトークン「Keys」を発行したり、他のユーザーのKeysを取引できるが、その多くは投機的な取引として利用されている。

一方、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは先日、Baseの将来性に関するレポートではミームコインやFriend.Techなどソーシャルファイ(Socialfi)分野のアプリケーションがBaseのアクティビティを牽引していると分析し、「コインベースのプラットフォームという後ろ盾もあり、Baseはソーシャルファイ・アプリやコインベース・ユーザーの参加を強みとして、ソーシャルファイ活動の大きな部分を掌握し、今後イーサリアムL2のリーダーであり続けるだろう」と予測した。

関連「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析

さらに、Friend.techの移転先に関しては、L2ブロックチェーン「Blast」やソラナなどが候補に上がっている。

関連L2 Blastチェーン基盤の分散型取引所「DTX」とは トレーダーの優位性を解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア