売却のために移動か
ドイツの政府機関である連邦刑事警察庁(BKA)は19日、670億円相当の仮想通貨ビットコインの一部を仮想通貨デポジットウォレットに送信したようだ。
ブロックチェーンインテリジェンスサービスArkhamが以前特定したBKAのアドレスから、6,500 BTCを「bc1q0unygz3ddt8x0v33s6ztxkrnw0s0tl7zk4yxwd」というアドレスに移動したが、その後約50億円分ずつ仮想通貨取引所KrakenとBitstampに入金したようだ。
取引所への入金は売却目的と見られる。
*21日更新:Arkhamによると、BKAは過去24時間、300億円超えのビットコインをコインベースやクラーケンなどで売却した模様。同局は未だ4,750億円相当のビットコインを保有している。
UPDATE: German Government Still Selling BTC > $195M So Far.
— Arkham (@ArkhamIntel) June 20, 2024
In the past 2 hours, the German Government sent $65M in BTC to 2 likely exchange deposits including Coinbase.
The German Government moved $600M BTC yesterday, sending $130M BTC to 4 likely exchange deposits including… pic.twitter.com/in2urlDBE0
売圧などへの警戒で、ビットコインは昨夜66,400ドル台から反落し、再び65,000ドル台を割り込んでいる。
押収したビットコイン
今回の保有分BTCは、ドイツのザクセン州の警察当局が1月に海賊版サイトから押収したもので、合計5万BTCあった。
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なお、世界の各国政府の中で最もビットコインを保有しているのは米国で、4月時点で212,847 BTCを保有していた。
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