CryptoGames、DEA、HEALTHREEのゲームタイトルと連携
カルビーは11日、人気スナック「じゃがりこ」「かっぱえびせん」と複数のWeb3ゲームとのコラボレーションを発表。2024年9月11日より、ゲーム内で使用可能な限定NFTアイテムの販売を開始した。
コラボレーション対象は、CryptoGames社の「CryptoSpells」、DEA社の「JobTribes」、HEALTHREE社の「HEAL-Ⅲ」の3タイトル。各ゲーム内でカルビー製品をモチーフにしたユニークなNFTが登場する。
「CryptoSpells」では、人気キャラクター「リリス」らがカルビー製品とコラボ。NFT召喚時には「じゃがりこ」や「かっぱえびせん」が画面に溢れ出す演出が楽しめる。「JobTribes」では、カルビー製品と融合した新職業のNFTカードが登場。「HEAL-Ⅲ」では、「じゃがりこ」をモチーフにしたアバター用衣装NFTが販売される。
この企画の特徴は、Web3の相互運用性を活かしたゲーム間連携だ。「WEB3 GAME FES」と銘打ち、あるゲームでNFTを購入すると他のゲームのNFTが無料でもらえるなど、複数のゲームを横断したキャンペーンを展開する。具体的には以下のように設計されている。
- CryptoSpellsで限定NFTを購入したユーザーに対し、HEAL-ⅢのNFTをエアドロップ(無償配布)
- HEAL-Ⅲで限定NFTを購入したユーザーに対し、CryptoSpellsのNFTをエアドロップ(無償配布)
- JobTribesで限定NFTを購入したユーザーに対し、DEA社の新ゲームであるCommunity Wars内での特典(非NFT)のエアドロップ(無償配布)を予定
- DEAのGameFiプラットフォームの「PlayMining」内の機能「Answer to Earn」を活用し、各ゲームの紹介・送客を実施。カルビーWEB3 GAME FESに関するクイズに全問正解者全員にカルビー×JobTribesコラボアミュレット(非NFT)、抽選でじゃがりこまたはかっぱえびせんをプレゼント
NFTの販売は9月11日から各ゲームで順次開始。価格や販売数は各タイトルで異なり、詳細は各ゲームのキャンペーンサイトで確認できる。
カルビーは本コラボを通じ、Web3時代の新たなデジタルブランディングを推進。従来のリアル施策に加え、デジタル空間での新しい体験価値創造を目指すという。
主催の博報堂キースリーは、今回の企画への参加を希望するWeb3ゲーム企業の募集も行っている。カルビーとのコラボNFT販売に興味がある企業は、同社へ問い合わせが可能だ。なお、博報堂、カルビー、CryptoGamesは昨年4月にも共同でWeb3企画を進め、NFTのおまけ付きカルビーポテトチップスの『NFTチップスキャンペーン』を実施してきた。
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