WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

再審の必要性を申し立て

FTX前CEOであるサム・バンクマン=フリード氏の弁護側は13日、第2巡回控訴裁判所に書類を提出。事件について、新たな裁判官の下で再審することを求めた。

あらかじめサム氏の有罪というストーリーができていたと主張しており、FTXが顧客に全額返済することなどを受けて、あらためて裁判を行うべきだとしている。

今年3月、米国地方裁判所のルイス・カプラン裁判官は電信詐欺、商品詐欺、マネーロンダリングその他でサム氏に対して懲役25年の判決を言い渡していた。

関連:FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ

サム氏の弁護側は、これについてカプラン裁判官が、初犯で物理的な暴力をともなわない犯罪に対して「25年という過酷な懲役刑を言い渡した」と意見。また、4週間におよんだ複雑な裁判の評決で、陪審員を急がせたと主張している。

さらに、実際にはFTXとその姉妹会社アラメダリサーチには支払い能力があったとも申し立てた。裁判官が弁護側の証拠提出を認めていれば、そのことを証明できたはずだとしている。

「FTXには支払い能力があった」と主張

弁護側は、初めから「サム氏が顧客資金を盗み、FTXを破産に追い込み、数十億ドルの損失を引き起こした」というストーリーが、FTXを引き継いだ法律家や彼らとつながりのある検察により自明視されていたと主張した。

しかし顧客への返金が確定した今では、「FTXが破産したことはなく、実際は顧客に返済できる数十億ドル相当の資産があった」ことが分かったと指摘。サム氏の裁判で、陪審員はこの状況を考慮に入れていなかったと述べた。弁護側は、控訴状で、次のように陳述している。

バンクマン=フリード氏は、お金を失ったり盗んだりしたわけではない。彼が行った投資はリスクが高くも愚かなものでもなかった。その多くは、アンスロピックへの5億ドルの投資やソラナへの投資のように、先見の明があった。

ただ、フリード氏の投資した資産には流動性がなく、2022年11月に取り付け騒ぎが起きた際は、顧客による引き出し需要を満たすために、すぐに現金に換えることはできなかった。

弁護側は、「FTXは流動性危機に直面したのであって、支払い能力危機に直面したわけではない」と論じる格好だ。

関連:FTX、生成AI企業アンスロピックの株式売却 計1260億円の利益

また、裁判で検察側は、サム氏が高級コンドミニアムや政治献金に不適切に費やした数十億ドルは消えたと述べていたが、これは「誤り」だとも続けた。FTXとアラメダの債権者の資産は、破産財団によって返済されることが決まったので、「消えた」訳ではないと指摘する形だ。

関連:FTXによる顧客資金2兆円の返済、4Qの仮想通貨市場強気要因となる可能性

陪審員らは、FTXが債権者に100%以上の資産を返済する計画を提出する前の2023年11月に評決をくだしていた。

この際、FTXの顧客から1,200億円以上を不正流用し、その資金をバハマの不動産、新興企業への投資、政治献金に費やしていたと判断している。

関連:仮想通貨取引所FTXのサム前CEO 7つの容疑すべてで有罪判決

カプラン裁判官の発言にも言及

その他に、サム氏の弁護側は、カプラン裁判官が「バンクマン=フリード氏の有罪を強く信じている」と何度も表明したり、サム氏を嫌っていることを公然と表明したと指摘した。

それに加えて、無料の夕食や車の送迎サービスを提供することで、一晩で評決を下すよう陪審員を「不当に刺激した」とも申し立てている。

関連:米SEC、FTXを牽制 仮想通貨ステーブルコインでの巨額返済に異議か

関連:仮想通貨ビットコインの長期投資【初心者向け】ドルコスト平均法でかんたん積立

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 月曜日
11:29
日立、暗号資産・ステーブルコイン向けAML監視サービス開始
日立製作所が暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインの取引を対象とするAMLモニタリングサービスの提供を10月1日に開始した。取引前・取引後・トークン流通の3機能を備え、金融庁FinTech実証実験ハブの支援を受けた実証の成果を生かす。
10:30
S&P、DeFi融資ボールトのリスク評価手法を発表 市場規模は2年で6.7倍
S&Pグローバル・レーティングは4日、オンチェーン融資ボールトのリスク評価手法「ボールト・リスク評価(VRA)」を発表した。キュレーターやプロトコルなど6項目でリスクを分析し、個別評価は後日公表する。預かり資産は約100億ドルに拡大した。
09:50
日本政府、対露追加制裁 仮想通貨取引所ガランテックスなどが対象
日本はロシアへの追加制裁で、仮想通貨取引所ガランテックスなど33団体・9個人を資産凍結等の対象に指定した。「影の船団」への規制や、第三国4団体への輸出禁止も実施する。
09:17
Base上のボールトから約600万ドル流出 運営元は不明
レイヤー2ネットワークBase上のボールトから4日、1,783wstETH(約600万ドル相当)が不正に引き出された。ボールトのマルチシグが攻撃用コントラクトをホワイトリストに再登録した直後に流出が始まり、運営元は5日時点で明らかになっていない。
08:17
ビットコイン現物出来高、約3年ぶり低水準から小幅回復=アナリスト
仮想通貨分析企業クリプトクアントのアナリストが、ビットコインの現物出来高は7月に約3年ぶりの低水準をつけた後、9月にかけて緩やかに回復したと指摘。9月のバイナンスの現物出来高は500億ドル超、クラーケンは2倍の80億ドルに増えた。
07:26
ビットコイン長期保有者、弱気相場でも含み益維持 2015年以降初=グラスノード
グラスノードによると、ビットコインの長期保有者は今サイクルを通じて含み益を維持した。指標LTH-MVRVはサイクル安値でも1を上回り再上昇しており、少なくとも2015年以降の弱気相場では例がない。高値圏で買った層の取得単価や売却動向も紹介する。
10/04 日曜日
11:30
ビットコイン、8万5000ドルが分岐点 雇用統計後の焦点は|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川友哉氏の週次レポート。ビットコインは米雇用統計を前にドル建て8万5000ドルの上抜けに成功。同水準を維持すれば9万ドルが視野に入る一方、日足RSIの弱気ダイバージェンスも出現。下値目途と金利市場の注目点を読む。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/2)|国税庁の新システム稼働・相場分析・DAT企業の動向まとめ
今週は、国税庁の新システムKSK2の稼働、仮想通貨の相場分析、デジタル・アセット・トレジャリー(DAT)企業の動向に関する記事が関心を集めた。
10/03 土曜日
11:10
米SEC、ビットコインなど6資産の3倍レバレッジETFの上場を承認
米SECは2日、Cboe BZX取引所によるビットコイン・イーサリアム・金・銀・原油・天然ガスの3倍レバレッジETF6銘柄の上場・取引に向けた規則変更案を承認した。ブルームバーグETF専門家が明らかにした。
10:00
「中央銀行マネーのオンチェーン化に3つの方法」ECBが検討中
欧州中央銀行のシュナーベル理事が、トークン化金融台頭の中、中央銀行マネーをオンチェーンで扱う3つのモデルを説明した。直接発行・ブリッジ・民間仲介の各方式を挙げている。
09:25
ニアインテンツ(NEAR Intents)、ハッキングされた約6億円資産が全額返還
NEARインテンツのゼネラルマネージャー、アレックス・シェフチェンコ氏は3日、脆弱性を突いた攻撃で流出した380万ドルが全額返還されたと明らかにした。調査を停止し、バグ報奨金の活用を呼びかけた。
09:00
米財務省、イラン利用の影の銀行ネットワークに制裁対応
米財務省は、イランに対する新たな経済制裁プログラムの一環としてA7ネットワークに対して異例の対応を行ったと発表。対応を説明し、仮想通貨に関係する内容にも言及した。
07:50
「10月のビットコイン、過去13年間で10回上昇」、米CNBCが強気相場入りの可能性を指摘
米CNBCの司会者が2日、仮想通貨ビットコインの10月は2013年以降で下落が3回にとどまると指摘した。ビットワイズの最高投資責任者は、クラリティー法案の可決後に、より良いルールを早く得たと結論づけた。
06:55
トランプ大統領、元SEC委員長のクレイトン長官をAI担当に起用の見通し
CNNとNBCニュースは、トランプ大統領が米証券取引委員会の前委員長クレイトン氏をAI担当責任者に起用する見通しだと報じた。現職の国家情報長官と兼務することになる。
06:10
米SEC委員長、仮想通貨保管案を規制整備の一環と説明|追加提案も予告
米SECのポール・アトキンス委員長はXで公開した声明で、2025年12月以降に実施した一連の仮想通貨関連施策を列挙した。規制整備を段階的に進めてきた経緯を示し、今後も追加の規制整備を進める方針だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧