
- ビットコインとイーサリアムの優れた点を合体させた通貨
- 2つの通貨のコア技術を融合させることにより、スマートコントラクトや分散型アプリケーションを簡単で迅速に実行することが出来るようになります。
- ICO前に様々な支援者から100万ドルの資金調達、ICOでは1500万ドル以上の資金調達に成功
- 支援者は、EthereumとJaxx Blockchain Interfaceの設立者であるAnthony Di Iorio、OkCoinのCEOであるStar Xu(徐明星)、BitFundの創設者Xiaolai Li等、仮想通貨業界でも有名な人物が揃っています。
概要
通貨コード | QTUM |
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公開日 | 2016/12/29 |
コンセンサスメカニズム | Proof of Stake(PoS) |
発行上限 | 1億QTUM※1億発行後、上限が1%ずつ増加 |
公式サイト | Qtum公式サイト |
ブロックチェーンURL | Qtum Blockchain Explorer(取引詳細) |
White paper | Qtum White paper |
ニュース一覧
日付 | ニュース内容 |
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2018/01/03 | Qtum保有者に1UBTCコインがAirdropされる。 |
2017/12/31頃 | Ledger WalletにQtumが追加される予定 |
2017/12/19 | 国連管轄フォーラムIGF(Internet Governance Forum)にてCEOが登壇 |
2017/10/9 | 10月4日のQTUM(ERC 20トークン)とQTUM(Qtumメインネットトークン)の交換日を逃した人のために、Changelly.comにてQTUM(ERC 20トークン)を入金させるセクションが作られるとのこと |
2017/10/4 | イーサリアムネットワークからQTUMメインネットワークへの移行に伴い、QTUM(ERC 20トークン)とQTUM(Qtumメインネットトークン)の交換が行われた、交換日を逃した人のために10月9日にChangellyにERC20トークンを入金させるセクションを作るとのこと |
2017/9/13 | Qtumメインネットワークが実装され、2017/10/4のトークンスワップを経てERC20トークンではなくなる予定 |
2017/3/17 | ICOにより10億円以上もの資金調達に成功(117時間で$15.6 Million調達の発表) |
2017/3/12~ | ICO開始 |
2017/1/13 | ブロックチェーン業界関係者達から100万ドルを資金調達したことを発表 |
2016/12/29 | Qtumプロジェクト公開 |
特徴
QtumはシンガポールのQtum財団により開発されたオープンソースブロックチェーンプロジェクトであり、仮想通貨市場時価総額第1位、第2位であるビットコインとイーサリアムの良い点を組み合わせたプロジェクトです。
例えばイーサリアムでは、スマートコントラクトやイーサリアム搭載アプリケーションの使用をする場合、イーサリアムブロックチェーン全体を最初にダウンロードして同期させる必要があります。
しかしQtumでは、ビットコインのトランザクションモデルに基づく仮想マシンを使用することで、ブロックチェーン全体をダウンロードする必要がなくなり、簡単で速く、なおかつ安全に送信することが出来るようになり、スマートコントラクトを携帯電話やタブレットで実行することも可能になります。
このようにビットコインの価値転送技術とイーサリアムのスマートコントラクト技術を融合するという、両者のコア技術を良いとこ取りするQtumは様々な著名人から支持を得ていて、ICO前にブロックチェーン業界関係者達から100万ドルを資金調達したことからもそれが伺えます。
支援者の例として、EthereumとJaxx Blockchain Interfaceの設立者であるAnthony Di Iorio、OkCoinのCEOであるStar Xu(徐明星)、BitFundの創設者Xiaolai Li等、著名なブロックチェーン企業家が挙げられます。
スマートコントラクトについて詳しくはこちら↓
おすすめ取扱取引所
取引所 | 解説 |
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![]() BITTREX |
取扱いアルトコインはPoloniexを超える190種類以上。ICOを迎え上場した新しいアルトコインや、無名のアルトコインなどを積極的に取扱う。 |
おすすめウォレット
Qtumは9月13日にメインネットが公開され、10月4日には旧QTUM(ERC 20トークン)と現QTUM(Qtumメインネットトークン)の交換が行われます。
しかし、交換を行う指定の場所の中には、2017年9月22日現在ではどのウォレットも指定されていません。
10月4日のトークンスワップ直前に更に情報が開示されるため、公式からの発表を待ちましょう。こういった時に偽情報が出回る場合があるので注意する必要があります。
最速でトークンスワップを行いたい方は、今の所対応している取引所(ChBTC、Bittrex、AllCoin、BTer、Coinone)、特に対応を表明済みのBittrexに預けておく事をおすすめします。
Qtum公式ブログの「Qtum ERC20 to Main Net Token Swap」には、安全確認のためのチェックリストがあります。
簡単に訳すと
2017年10月4日(PST午後6時)までに、Qtum(ERC20トークン)を対応している取引所(ChBTC、Bittrex、AllCoin、BTer、Coinone)に移動する
交換が完了するまで待機
Qtum Ignition walletをダウンロード
使用しているコンピュータにウイルスがないことを確認後、ウォレットが完全にアップデートされるまで待機
暗号化した後、ウォレットのバックアップをとり、複数のコピーを作成(すべてのバックアップを1台のコンピュータに保存しない、バックアップには強固なパスワードを使用していることを確認)
QTUM(Qtumメインネットワークトークン)を取引所からウォレットに引き出し、それを再度取引所に送り返す
これらの安全確認が全て正常に動作する場合、QTUM(Qtumメインネットワークトークン)を引き出すことが出来る、と書かれています。
まとめ
ビットコインとイーサリアムを融合させた通貨とも言えるQtumは、多くの投資家達から注目を集めています。
このことは資金調達の額、支援者の面々からみても明らかです。
今後もこういった他の通貨の優れた点を組み合わせたような通貨が増えてくるかもしれませんね。