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テスラ、9月末時点のビットコイン保有継続が判明 

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1000億円超のビットコインを保有

イーロン・マスク氏率いるテスラは24日、2024年第3四半期(7~9月)の決算報告を発表した。9月末時点でビットコインを売却していないことが分かった。

テスラは9月末時点で、11,509 BTC(時価約1,180億円相当)を保有し続けている。

なお、バランスシートには1億8,400万ドル(約280億円)相当と記載されている。これは米国の会計規則でビットコインは価値が下がった場合には減損記録の義務があるが、値上がりした場合は、売却しない限りその増加分を利益として計上することができないためだ。

10月16日には、テスラが保有するこの11,509 BTCが送金されたため、同社が方針転換してビットコインを売却するのではないかとの憶測につながっていた。

その後ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスは、セキュリティ対策として新規ウォレットに資産を移した可能性や、ビットコインを担保とした融資サービスを利用するためにカストディアン(暗号資産の保管事業者)に送付した可能性を指摘している。

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なお、財務資産としてビットコインを最も多く保有しているのは米マイクロストラテジーで、252,220 BTCに上る。Bitcoin Treasuriesによると、その他に保有量が多い企業としては、上場マイニング企業マラソンデジタルホールディングスが26,842BTC、ライオットプラットフォームズが10,427 BTCを保有している。

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日本国内では、上場企業メタプラネットもビットコイン購入戦略を採用しており、855.478 BTCを保有しているところだ。

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収益は前年比8%増加

テスラの7~9月期の収益は252億ドル(約3.8兆円)で、アナリストの事前推定254億ドルをわずかに下回った。それでも、これは前年比8%の増加であり、同社の好調なグローバル販売実績を反映している。

また、粗利益率は19.8%で、第2四半期の18.0%から上昇した。

テスラは、前年比で増収となった背景について「車両納入数の増加、エネルギー生成・貯蔵サービスやその他サービスの成長、完全自動運転サービス収益の増加、規制クレジット収入の増加」を挙げた。

規制クレジット収入とは、温暖化ガス排出枠の売却による収入のことだ。テスラは電気自動車(EV)を販売していることから、ガソリン車を主とする他社に排出枠を販売している。テスラはEVを手頃なものにする必要があるとして、次のように述べた。

持続可能なエネルギーへ向かう世界の動きを加速し続けるためには、EVをすべての人にとって手頃な価格にする必要がある。これには、1マイルあたりのコストをあらゆる交通手段と競争できるものにすることも含まれる。

2025年前半に販売開始する、新しい車両の提供に向けた準備が進行中だ。より手頃な価格のモデルも発売する見込みだ。

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