はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン10.4万ドルで高止まり、チェコ中銀が準備金5%のビットコイン保有を検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は、前日比+0.15%の1BTC=104,300ドルに。

BTC/USD日足

チェコ国立銀行のミフル総裁は、1,400億ユーロ(約23兆円)の準備金の5%をビットコインで保有する計画を30日の理事会に提出することが明らかになった。

最大手資産運用会社ブラックロックなどのビットコインETF(上場投資信託)による機関投資家需要の増加や、米トランプ政権の仮想通貨推進姿勢を背景に、準備金の多様化を図る。

総裁は、ビットコインの価格変動リスクと実績不足を認識しつつも、投資ファンド運営の経験から収益重視の姿勢を示している。さらに、チェコ国立銀行がビットコインを保有した場合、5年以内に他の中央銀行も追随する可能性があると予測している。この提案が承認されれば、中央銀行によるビットコイン保有の先駆的事例となるだろう。

関連:チェコの中銀総裁、準備金の5%をビットコインで保有することを提案へ=FT報道

一方、欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁は、EU加盟国がビットコインを国の準備金に組み入れることについて懐疑的な立場を示した。

ラガルド氏の発言は、チェコ国立銀行(CNB)のアレシュ・ミヒル総裁が国の準備金にビットコインを割り当てることを検討していることに対する反応だ。ラガルド氏は、ビットコインは中央銀行の準備金として必要な流動性と安全性を備えていないと主張した。ECBはこれまでも仮想通貨の導入に反対の立場を取り続けている。

ドナルド・トランプ米大統領も言及したビットコイン準備金をめぐる議論は、米国の州レベルでも広がりつつある。テキサス州はビットコイン準備金を2025年の最優先事項に指定しており、他の州でも同様の動きが見られる。

スタンダード・チャータード銀行は、ドナルド・トランプ米政権によるビットコイン準備資産計画は、他の中央銀行のビットコイン購入を促す可能性があると指摘していた。

また、昨日にはトランプ米大統領が率いるメディア・テクノロジー企業「トランプ・メディア&テクノロジー・グループ(TMTG)」は昨日、暗号資産分野に特化したフィンテック企業「TruthFi」の立ち上げを発表した。

プレスリリースによると、TMTGは2024年12月31日時点で7億ドル以上の現金および現金同等物を保有しており、取締役会は最大2億5,000万ドルをTruthFiへの投資に充てることを承認したという。これらの資金はチャールズ・シュワブによって管理されることになる。

TMTGは、保有資産の多様化を目的にTruthFiの立ち上げを決定したようだが、トランプ政権が期待に違わず、暗号資産(仮想通貨)にポジティブな政策を示唆することは追い風と言える。

関連:FOMC通過で仮想通貨相場など反発、米国州ではビットコイン準備金をめぐる動きが本格化

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

グレースケールがXRP ETF 申請

リップルを証券法違反で提訴したゲイリー・ゲンスラー米SEC(証券取引委員会)委員長の辞任後、グレイスケールは、既存の投資信託である「XRPトラスト」を取引可能な上場投資信託(ETF)に転換するよう、NYSE Arcaへの上場申請書を提出した。

XRPトラストのETF化には、投資家のアクセシビリティ向上というメリットがある。

ETF化によって投資家は暗号資産取引所を使わずに、証券取引所を通じてXRPに投資できるようになるほか、リアルタイムでの価格・取引量の公開が可能となり透明性が強化される。

これは、CoinSharesやBitwiseなどの他の資産運用会社による XRP ETF 申請に続くものだ。

申請によると、グレイスケールXRPトラストは現在約1,610万ドルの資産を管理しており、デラウェア州の法定信託として運営されており、グレイスケールは、投資家がより広範なXRPへのアクセスを得られるよう、この信託を上場ETFに変換したいと述べている。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/14 月曜日
19:10
ヘルスケア・リサイクル繊維の北紡、仮想通貨事業に10億円投資 マイニング事業も開始
繊維メーカーの北紡が暗号資産事業に参入。調達資金から10億円を新規事業に充当し、ビットコイン購入8億円、再生可能エネルギーを活用したマイニング事業に2億円を投資する。
14:16
チェコ国立銀行、米コインベース株約26億円を購入 仮想通貨関連企業への初の間接投資
チェコ国立銀行が2025年第2四半期に米仮想通貨取引所コインベースの株式51,732株(約26.5億円相当)を取得したことが分かった。仮想通貨企業への初投資として注目される。
13:35
メタプラネット138億円でビットコイン買い増し 総保有16,352BTCに
メタプラネットがビットコイン797BTC(138億円)を追加購入し、総保有量16,352BTCに。1週間で482億円の大規模投資を実行。555ミリオン計画の進を詳しく解説。
12:20
ミームコインのPump.fun『PUMP』トークン、即完売で730億円調達
仮想通貨ソラナ基盤のPump.funが独自トークン「PUMP」セールを行い12分で完売、730億円を調達した。ミームコイン市場への投資家の関心が依然として高いことを示している。
12:00
『メディア×金融 革命前夜』WebX 2025で北尾吉孝×堀江貴文の特別対談決定
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2025」で、SBIホールディングス北尾吉孝会長と堀江貴文(ホリエモン)氏による特別対談が決定した。8月25日・26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催され、「メディア×金融 革命前夜:情報とマネーはどこに向かうか」をテーマに議論する。
11:46
ビットコイン最高値更新の裏で進む個人投資家離れ、Google検索トレンドが示す市場構造の変化
ビットコイン価格が過去最高値を更新する中、市場構造に大きな変化が起きている。ビットワイズ欧州調査責任者は「最近の上昇は主に機関投資家によるもの」と分析。個人投資家のGoogle検索関心度は大幅に低下した。米下院で審議される暗号資産規制3法案の行方にも注目。
09:43
XRP上昇を牽引したのは韓国市場か Upbitが7割占めるとアナリストが分析
リップル社の発行するエックスアールピー(XRP)価格が急騰した背景に韓国投資家の動きがあったと指摘されている。アップビットが買い圧力の70%を占めていた。韓国は仮想通貨への課税を2027年まで延期する見込みだ。
07/13 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETHの企業購入増加やXRPLの約300億円の資産トークン化計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン最高値1700万円突破 さらなる相場の上昇余地見込めるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインが過去最高値を更新し1700万円を突破。米FOMC議事要旨による利下げ期待の高まりと、DeFi規制緩和発表が相場を押し上げた。来週の米「クリプトウィーク」では重要法案の審議が控える一方、6月CPIの発表でインフレ再燃リスクにも注意が必要。bitbank長谷川アナリストが市場動向を詳細解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ビットコインの最高値更新に高い関心
今週は、イーロン・マスク氏による新政党での仮想通貨ビットコイン支持示唆、14年間休眠していたビットコインの動向、ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン関連投稿に関するニュースが最も関心を集めた。
07:53
ビットコイン準備金とは | 米国・各州の法案動向まとめ
米国のトランプ大統領が「押収したビットコインを含む国家的なBTC準備金を創設する」構想に関する大統領令に署名。アリゾナやテキサスなど複数の州政府もビットコインを“戦略的準備資産”と位置づける法案を審議。連邦と州の両レベルで進むこれら2つの動向に注目が集まっています。
07/12 土曜日
14:00
テザーUSDT、5ブロックチェーンでサービス終了へ 9月1日から償還停止
世界最大のステーブルコイン発行企業テザー社が、アルゴランドやビットコインキャッシュなど5つのレガシーブロックチェーンでのサービス終了を発表。9月1日から償還停止。
13:15
ビットコイン上昇の背景に「大きく美しい法案」=The Kobeissi Letter
アナリストが米トランプ政権の「大きく美しい法案」が仮想通貨ビットコイン上昇の背景にあると分析した。米ドル下落と歩調を合わせてビットコインは過去最高値に到達したと指摘する。
11:32
NYSE上場DDC、アニモカブランズと1億ドル規模ビットコイン戦略提携発表
NYSE上場のDDCエンタープライズがアニモカブランズと1億ドル規模のビットコイン戦略提携を発表。企業の仮想通貨準備金戦略の新たな枠組みを構築し、収益最大化を目指す。
10:40
アーサー・ヘイズがアルトシーズン到来を予想 その背景は?
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がビットコイン史上最高値更新を受けて強気転換。イーサリアム主導のアルトシーズン到来を予想し、投資ファンドで積極投資を再開。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧