ベースとソラナをつなぐブリッジ
コインベースがインキュベートしたイーサリアムレイヤー2「ベース」は4日、ソラナ(SOL)との間でトークンを移動できるブリッジをメインネット上で正式稼働させたと発表した。
チェーンリンクのクロスチェーン相互運用性プロトコルを採用し、コインベースとチェーンリンクのノードオペレーターが全メッセージを独立検証する仕組みで安全性を確保する。
今回のブリッジ稼働により、ベース上の開発者はソラナ資産(SOLやSPLトークン)を自身のアプリ内でネイティブにサポート可能となった。ユーザーは「ゾラ」「エアロドローム」「バーチャルズ」「フローンチ」「リレー」などのアプリを通じてSOLやその他ソラナ資産をベース上で取引できる。逆にベース上の資産をソラナへ移動させることも可能だ。
ベースチームは公式ブログで「世界をオンチェーンに移行させるには、インターネットの速度で資産を移動し、どのチェーン上に構築されたアプリでも発見できるようにする必要がある」と説明した。ソラナとの統合は、あらゆる資産をあらゆるネットワーク上でいつでも利用できるハブとしての目標への大きな一歩だと位置づけている。
2023年8月に開設されたベースは、オプティミズム(OP)の技術スタックを用いた低コストで開発者向けのプラットフォームとして登場した。データによると、現在は収益性やブロブ数といった複数の指標で最も活発なレイヤー2エコシステムとなっている。
ベースの創設者ジェシー・ポラック氏は8月にソラナ統合の準備を示唆していた。9月の「ベースキャンプ」イベントではソラナサポートを改めて強調し、独自トークン発行の検討にも言及。ベースは当初から複数ブロックチェーンのアプリケーション層となる構想を掲げてきた。
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ベースとソラナ間での流動性アクセスを可能にすることで、両エコシステムのコミュニティと開発者に新たなクロスチェーン体験を提供する狙いだ。ブリッジはオープンソースとしてギットハブ上で公開されており、開発者は誰でも自身のアプリに統合できる。
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