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下降トレンド継続のビットコイン、今週の値動きと来週の展望を考察|仮想通貨市況(クリプトキツネ)

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下降トレンド継続のビットコイン、今週の値動きと来週の展望を考察
今週、堅調な下降トレンドが継続したビットコインに対し、ロングとショートの比率は乖離の一途を辿った。オシレーター系インジケータが軒並み下落継続を示唆する中、ビットコインは上昇反転の足掛かりを探している。

今週のビットコイン相場のテクニカル分析総括と来週の展望

BitfinexのBTCUSD4時間足チャートでの値動き

今週の値動きは結果論として、下降チャネルラインの中で推移していたといえる。

月曜日の朝に大陰線をつけ、明確に20日単純移動平均線を割った後、単純移動平均線は20日、40日、100日、200日でパーフェクトオーダーとなっている。

また、同時刻に「一目均衡表」の下落雲から値動きが乖離し始めており、過去ショートポジションでマーケットに参加したトレーダーの平均的な損益は、依然として含み益の状態であると推測できる。

パーフェクトオーダー

短期~長期の移動平均線が順番通りに並んでいる状態のこと。移動平均大循環の安定上昇期である第1ステージと安定下降時である第4ステージに現れる。

下落雲

一目均衡表の雲で、先行スパン1が先行スパン2より下にある状態で形成されるものを指す。対義語は上昇雲。

オシレーター系インジケーターの挙動

トレンド系以外のインジケーターも確認してみても、RSIは50ライン以下で推移、MACDも連動して下落しており、健全な下降トレンドであると考えられる。読者のみなさんが普段使っているオシレーター系インジケータでも確認してみて欲しい。

RSI(相対力指数)

投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎであると一般的には言われている。

しかし、実践的には30%70%ライン自体はあまり重要ではない。RSIとは、「値動きに対する上昇幅の比率」である。従って、50%ラインを基準に上下の推移でトレンド判断が可能である。

読者の皆さんも一度計算式を見て、インジケータが実際何を表しているのか、ということを自分なりに解釈してみて欲しい。

BitfinexでのLS(ロング・ショート)比

ポジションのLS比を見てみると、ロングポジション(緑線)が停滞する中、火曜日の夜からショートポジション(赤線)がトレンドラインを形成して急増していた。

LS(ロング・ショート)比率

“比率”と銘打っているが、その実買いポジションと売りポジションの数量の絶対値である。マーケットに入っているロングとショートのポジション数を比較することで、大口の動向やトレンドの先読みをある程度推測することができる。

ただし、記事執筆時点では、9日(日)の早朝に300ドル幅ほどの上ひげを持つ陽線が形成されており、それに伴ってショートポジションが急激に減少している。

また、OBV(青線)もレジスタンスライン内に収まっており、ロングポジションも特に増加していないことから、これは、ショートポジションの利確による陽線であったと考えられる。

OBV(オンバランスボリューム)

出来高系インジケーターのひとつ。出来高を指数化して、その方向性と資金の流れを捉えるための指標。

来週の展望

下落継続シナリオ

9日の早朝に下降チャネルラインをヒゲでブレイクしているが、これはショートポジションの利確によるものであり、ロングポジションの増加を伴った実体のローソク足でブレイクするまでは下降トレンドを継続する可能性がある。

下降トレンドが継続した場合は、2017年6月11日の高値と2017年9月15日の安値からなる2980ドル(約33万6000円)付近の水平サポートを注視していきたい。このサポートをブレイクすると、次の主要なサポートは2017年5月25日の高値による2660ドル(約30万円)付近がターゲットになりうる。

反転上昇シナリオ

ショートポジションの利確によって、相対的に新規ロングポジションが入れやすい状態に近づいたのも確かである。ロングポジションの増加に伴って反転を示唆するチャートパターンを形成してきた場合は、一時的な上昇トレンドを形成することも考えられる。

このシナリオでは、まずは直近高値の4400ドル(約49万6000円)付近がレジスタンス領域になると考えられる。

総括

下落シナリオ、上昇シナリオどちらにせよ、週明けはこの長い上ヒゲを持つ陽線の解釈の問題になりそうである。

読者のみなさんは、自身の資金管理に基づいたロスカットラインを設定し、どちらのシナリオにも対応できるように来週もBTC価格の推移を追っていただきたい。

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寄稿者:crypto_kitsunecrypto_kitsune

大阪大学在学、仮想通貨トレード歴1年。 17歳で渡米し、実用英語技能検定1級を取得。帰国後はWP(ホワイトペーパー)アドバイザーとして専ら翻訳や情報収集、インフォグラフィック製作に従事していた。現在は主にトレードに関心を寄せている。
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