はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+0.94%の1BTC=111,575ドルと最高値圏で推移している。

BTC/USD日足

移動平均線では、日足レベルのゴールデンクロスが成立した。

関連:過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆

取引量も急増し、現物取引量は2日間で1,500億ドル。先物取引量は2,030億ドル超と、いずれも過去数ヶ月間で類を見ない高水準に達した。

上昇の背景には、好調なマクロ経済指標への期待と、米ドル下落に対するヘッジ手段としてのビットコインへの需要増加があるとされる。株式・債券市場が低迷する中、ビットコインが買われている背景には、格付け機関ムーディーズによる米国債格付けの新たな引き下げがあるとの見方もある。

専門家は「米ドルの通貨安不安が高まる中、ビットコインを米ドルに対するヘッジ手段、いわばバックアッププランとして位置づける投資家が増加している」と分析した。

資金流入は投資ファンドだけにとどまらない。上場企業によるビットコイン購入も加速している。Bitcoin Treasuriesのデータによると、上場企業によるビットコイン保有額は今年31%増加し、約3,490億ドルに達した。これは全流通ビットコインの15%に相当する規模となっている。

今回の動きは、従来の「リスク回避時の金(ゴールド)への逃避」に加えて、米国債への信頼性低下が、機関投資家や企業財務担当者のポートフォリオ戦略に大きな変化をもたらしており、伝統的な安全資産の代替手段として、ビットコインがデジタル・ゴールドとしての役割を確立しつつある。

関連:史上最高値のビットコイン、米国リスク高まり資金流入加速|仮想NISHI

個人投資家の出遅れを示唆

過去最高値を更新したビットコインだが、現在の上昇局面が2017年や2021年の投機的なバブルとは異なる性質を持っていることが、複数の市場指標から明らかになっている。

CryptoQuantのデータによると、ビットコインが2024年3月と12月にピークを迎えた際、資金調達率は急激に上昇していた。これは過剰なロングポジションと市場の過熱を示しており、その後の急激な価格調整の前兆となっていた。

しかし2025年5月の現在、ロングポジションが増加しているにもかかわらず、資金調達率は過去のピーク時よりも大幅に低い水準を維持している。

コインビューローのCEO兼共同創設者であるニック氏は「昨年の3月と12月と比べると、資金調達率は当時よりもはるかに低い。これは最近の上昇がスポット的な要因によるもので、過熱感ははるかに少ないことを意味する。急激な反落は考えにくい」と分析している。

今回のビットコイン上昇のもう一つの特徴は、個人投資家の参加が限定的であることだ。

過去の強気相場では、ビットコイン価格がピークを迎えるたびに一般の関心も高まり、ソーシャルエンゲージメント指標の上昇として現れていた。しかし現在、ビットコイン関連のソーシャル指標は歴史的な低水準にある。

具体的には、2025年5月の「ビットコイン」のGoogle検索数は、過去のピーク時と比較してほとんど増加していない。これは個人投資家がまだ市場に大規模参入していないことを示している。

さらにCryptoQuantのデータでは、1BTC未満を保有する「シュリンプ」と呼ばれる小口投資家のウォレットアドレス数が、2021年以来の最低レベルまで減少している。

こうした小売活動の停滞は、むしろ相場にはポジティブな兆候として捉えられている。現在の価格上昇が、バブルや暴落の引き金となるFOMO(取り残されることへの恐怖)によって引き起こされたものではないことを示唆しているからだ。

代わりに、長期投資家や機関投資家からの有機的な需要が重要な役割を果たしているとみられる。この構造は、より持続可能な市場発展を示すものとして専門家から注目されている。

関連:ビットコインと仮想通貨関連株はどちらを買うべき?メリット・デメリットを解説

関連:ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説

ETF承認判断は延期

米証券取引委員会(SEC)は5月22日、複数の仮想通貨現物ETF(上場投資信託)の承認判断を延期すると発表した。

当初5月26日が期限だったXRP ETFとライトコイン ETFについて、SECは決定を下さず、代わりに一般からのパブリックコメントを受け付ける手続きを開始。次回の回答期限は8月24日に設定された。

専門家のジェームズ・セイファート氏は、SECが仮想通貨ETFの判断延期を今年第4四半期まで続ける可能性があると指摘。「早期承認があったとしても6月下旬から7月上旬、より現実的には第4四半期初頭になる」と予測している。

HYPE高騰

分散型取引所HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEが前日比24.5%高(前月比82%高)と急騰、過去最高値に接近した。

Hyperliquidプラットフォームの収益性も際立っており、過去1ヶ月間の手数料収入は5,600万ドルに。収益性ランキングは仮想通貨プロトコル中9位に達した。

一方、テクニカル指標ではRSIの買われ過ぎ水準やBBTrend(ボリンジャーバンド・トレンド)の急落により、短期的なボラティリティ拡大の可能性も示唆されている。

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/05 木曜日
19:20
三菱UFJ銀行頭取、融資審査へのAI活用と3メガ共同ステーブルコイン実証を表明|FIN/SUM 2026
三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取がFIN/SUM 2026で講演。融資の暗黙知をAIに学習させる独自システムの開発や、3メガ銀行共同によるステーブルコイン発行の実証実験参加を明らかにした。
17:45
トークン化証券とステーブルコインが切り拓く次世代金融とは?野村・大和・ブラックロック・フランクリン|MoneyX2026
MoneyX 2026でブラックロック、野村ホールディングス、大和証券、フランクリン・テンプルトン・ジャパンが登壇。トークン化MMFの三段階進化、日米市場の構造的差異、ステーブルコインが証券決済にもたらす変革について議論した。
17:30
米民主党議員、ポリマーケットのイラン関連賭けを批判 「戦争利用の腐敗」禁止法案提出へ
米民主党議員が予測市場「ポリマーケット」でのイラン攻撃直前の不審な高額賭けを批判。ホワイトハウス関係者による機密情報の不正利用疑惑を指摘し、禁止法案の提出を表明した。
16:16
グーグルが警告、iPhoneを狙う仮想通貨盗難ツール「Coruna」を発見
グーグルがiPhoneを狙う仮想通貨盗難ツール「コルナ」を発見。偽サイトを開くだけでメタマスクなどのウォレットから資産が盗まれる。最新iOSへの更新で防御可能。
15:41
トランプ大統領の次男エリック氏、ステーブルコイン規制めぐり大手銀行を「反米的」と批判
トランプ大統領の次男エリック・トランプ氏が、ステーブルコインの利回り規制を求めてロビー活動を行う大手銀行を「反米的」と批判。米議会ではクラリティ法案の審議が難航している。
14:48
Coincheck、歩いてビットコインが貯まるアプリ「ちょこドリ!」と連携開始
コインチェックとドリコムは5日、ウォーキングアプリ「ちょこドリ!」との連携を開始。日常の歩行で獲得したポイントをビットコインに交換し、Coincheck口座で受け取れる機能が利用可能になった。
14:01
MUFGが不動産セキュリティ・トークン「大阪堂島浜タワー」を発行完了
三菱UFJ信託銀行は4日、MUFGグループ初となる不動産セキュリティ・トークン「大阪堂島浜タワー」の公募・発行完了を発表。発行額は224億円、1口100万円。国内ST累計発行額は2,269億円に達した。
13:50
金融庁がAI活用のディスカッションペーパー発表 金融機関9割が導入済み、課題と今後の対応方針まとめ
金融庁がAI活用のディスカッションペーパーを発表。アンケート調査で金融機関130社の9割超がAIを活用と判明した。データ整備など今後の課題と方針を解説している。
13:10
イラン空爆で仮想通貨流出が10倍近く急増、「資本逃避」か「取引所の防衛策」か
イラン空爆直後に仮想通貨取引所から平時を大幅に上回る資金流出が観測されたが、主要分析企業の見解は大きく異なっている。「資本逃避の証拠」とするエリプティックに対し、TRM Labsは「通常の流動性管理」と反論している。また、チェイナリシスは、さらに多くの分析が必要としている。
11:38
スイ独自ステーブルコイン「USDsui」、メインネットで正式稼働
スイ(Sui)ブロックチェーンのネイティブステーブルコイン「USDsui」がメインネットで正式稼働。Stripe傘下のBridgeが発行し、準備金利回りをSUIトークンの買い戻し・バーンやDeFiへの資金投入でエコシステムに還元する。
11:15
a16zが仮想通貨「第5号ファンド」で3100億円調達へ、仮想通貨の冬に投資加速
米大手VCのa16zが、第5号となる仮想通貨ファンドで約20億ドルの資金調達を計画。2026年上半期の完了を目指し、ブロックチェーン分野への特化を維持する。
10:45
生成AIが選ぶ最良の資産はビットコイン、6社モデルでBTCが首位=BPI調査
ビットコイン政策研究所が6社の人工知能モデルが好むマネーの形態を調査。全体的にビットコインが最も好まれ、ステーブルコインとの役割分担も示された。
10:18
ソラナ上の2月ステーブルコイン取引高、約102兆円で過去最高=グレースケール
グレースケールは2月のソラナ上のステーブルコイン取引高が6,500億ドル(約102兆円)と過去最高を記録したと報告。全ブロックチェーン中で最高水準となり、供給量も2025年初頭比で3倍に拡大した。
10:05
米SECとCFTC、仮想通貨・予測市場の規制案をホワイトハウスに提出 
米SECとCFTCはそれぞれ仮想通貨および予測市場に関する規制措置をホワイトハウスのOIRAに提出した。トランプ政権下で友好的な規制環境が整いつつあるなか、両市場のルール整備が具体的な段階に進んでいる。
09:10
ビットコイン急騰、100万円上昇 クラリティー法案進展と中東情勢で資金流入|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、3月4日から5日にかけて急騰し、上昇幅は一時100万円を超えた。米国における業界間対立によって先行き不透明感が高まっていたクラリティー法案について、トランプ政権が仮想通貨への強いコミットメントを示したことが、投資家態度の改善ににつながった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧