
SECの見解明確に
仮想通貨ファンド運用会社REX SharesとOsprey Fundsが30日、米証券取引委員会(SEC)にステーキング機能を備えたイーサリアム(ETH)およびソラナ(SOL)のETF申請を行った。
申請されたETFは保有資産の最低50%をステーキングに回し、投資家に追加の報酬を提供する仕組みとなる。どの管理会社やステーキングサービスを利用するかは現時点で不明だが、従来のETFとは異なる収益構造を持つ商品として注目される。
仮想通貨ETFは2024年初頭にSECがビットコイン現物ETFを承認して以降、投資家の間で急速に普及している。特にブラックロックのIBIT Bitcoin ETFの成功により、仮想通貨ETF全体のカテゴリーが最も成長性の高い資産クラスの一つとなった。
SECは他の仮想通貨関連ETFやイーサリアム現物ETFを承認してきたが、これまでステーキングによる収益創出を可能とする商品の承認には慎重な姿勢を示していた。しかし規制当局の見解に変化の兆しが見られている。
29日、SECの企業金融部門はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)型ブロックチェーンのステーキング活動が連邦証券法の適用範囲外であるとの見解を明確化した。この規制緩和により、REX-Ospreyのステーキング付きETF申請が承認される可能性が高まっている。
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