N.Avenue株式会社は15日、国内大手Web3メディア「CoinDesk JAPAN」について、ライセンス契約の終了に伴い、2026年より独自ブランド「NADA NEWS(ナダ・ニュース)」へリブランディングすると発表した。

「NADA」は “New Atlas (for) Digital Assets” の略称で、「デジタル資産市場の新しい地図」を意味する。同社のミッション「価値革命時代の地図とコンパス」を体現したブランド名となっている。

「6年以上続いた米CoinDeskとのライセンス契約は終了となるが、既存記事は新サイトへ移行される。また、米CoinDeskの記事配信や世界有数の大規模カンファレンス『Consensus』との協力関係は今後も維持する方針。

3本柱で展開

新体制では、メディア・コミュニティ・インデックスの3事業を統合。200社超が参加する法人コミュニティ「N.Avenue Club」に加え、2026年春には暗号資産市場全体の動向を示す指標「NADA INDICES」のリリースを予定している。

N.Avenue事業構成図 出典:公式

暗号資産インデックスについては、N.Avenueと日鉄ソリューションズが11月に「暗号資産インデックス協議会」を設立している。

座長に上智大学の森下哲朗教授を迎え、ブラックロックや野村アセットマネジメントをはじめとする資産運用会社、bitFlyerやBinance Japanなど暗号資産取引所から15名の専門家が参加。日本円建てインデックスの設計について議論を重ねている

神本侑季CEOは「本当の意味での”デジタル資産市場幕開け”が見えてきた今、独自ブランドへの移行を決めた」とコメント。開発中のインデックスやコミュニティと連携した情報プラットフォームを構築する考えを示した。

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