はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社に対する「仮想通貨XRPの証券問題」に関する集団訴訟、21日予定されたスケジューリング会議がキャンセルに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社、訴訟の最新状況
北カリフォルニア区の米国地方裁判所のHamilton裁判官は米国時間13日、リップル社に関わる仮想通貨XRPの有価証券問題の集団訴訟に関して、原告の口頭弁論を聴取し、2月21日に予定されていたスケジューリング会議の予定を取り消しを行なった。

リップル社、集団訴訟の最新状況

北カリフォルニア区の米国地方裁判所のHamilton裁判官は米国時間13日、リップル社に関わる仮想通貨XRPの有価証券問題の集団訴訟に関して、原告の口頭弁論を聴取し、2月21日に予定されていた「スケジューリング会議(Case Management Conference)」の予定を取り消しを行なった。裁判所の声明文で判明した。

声明文を通してわかった現在の状況は以下の通りだ。

  • 両原告の訴訟移転の差し戻し(州裁判所へ)未定
  • 2月21日のスケジューリング会議を取り消す

一般に、米国では、最初から裁判所主導で全てのスケジュールが決定されるわけではない。まずは、両当事者がミーティングを行い、ディスカバリの進行プラン(Discovery Plan)を含めた訴訟のプランについて協議し、裁判所にその協議結果を書面で報告する(連邦民訴規則26(f))。このとき、ローカルパテントルールがスケジュールについて定めを置いている事項については、原則として、それに従ってプランを作成しなければならない。

その後、裁判所が、必要に応じスケジューリング会議(Scheduling Conference。Initial Case Management Conferenceとも呼ばれる。)を開催の上、スケジューリング命令(Scheduling Order)を発する(連邦民訴規則16(b))。以後、トライアルの日に至るまでの訴訟手続は、原則として、このスケジューリング命令に従って実施される。

出典:judiciary.asahi.com

これらの動きを踏まえると、このスケジュール会議取り消しによる影響は、大きなものではない事が推察される。しかし、米国や司法による有価証券の判断は、未だSECから発表されていない事を踏まえると重要な前例となる可能性があり、状況は追っておく必要はあるだろう。

集団訴訟の背景としては、原告は仮想通貨XRPの発行及び配布に対し、XRPが証券として登録されるべきだとの訴訟を起こしたが、昨年の11月、リップル社側が州裁判所で行なっていた裁判を連邦裁判所へ移転させた。

仮想通貨界隈でも信頼されている米国弁護士Jake Chervinsky氏は、今回の進捗に関して、このようにコメントをした。

Hamilton裁判官からの案件に対する判断はおそらく時間がかかるだろう、もしくは州裁判所へ差し戻すか。

または、今回の進捗は特に意味はないかもしれない。

私としては、早く【差し戻しの要求】に関する判断が下されることを見込んでいるが、おそらく2月末かと。

なお、実際この訴訟の最終判決は、数カ月から数年ほどかかるかもしれない。

リップル社の集団訴訟に関する詳しい内容はこちら

リップル社が仮想通貨XRPの証券問題に関する集団訴訟を連邦裁判所へ移転|そのメリットとは
リップル社の弁護士陣は現在争っているXRPの証券化問題に関する集団訴訟を連邦裁判所へ移転させた。移転により同社にどの様なメリットがあるか考察する。
▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

リップル社の投資部門、仮想通貨XRPのユースケースに特化する「XRPL」へ出資|最新版XRPレジャーのリリースも
リップル社のVC部門「Xpring(スプリング)」は14日、中小企業を対象に、XRPの実用に特化した『XRPL』へ出資を行なったことを発表した。
仮想通貨XRPとxRapid利用の送金企業、マスターカードやリップル社などの著名企業から資金調達成功
xRapidの利用を予定するSendFriendは新たに、リップル社、英バークレイズ銀やマスターカード財団から約1億8790万円を調達したことを発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧