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バイナンスの仮想通貨ICOが22秒で完売|圧倒的需要の理由は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所バイナンス、2度目のトークンセールを無事完了
大手仮想通貨取引所バイナンスが25日、独自のICOプラットフォーム「バイナンス・ローンチパッド」で2度目となるトークンセールを行い、開始から約22秒で完売した。なぜバイナンスICOの需要が拡大しているのか、その理由を探る。

バイナンス、2度目のトークンセールも即刻完売

仮想通貨取引所バイナンスのICOプラットフォーム「Binance Launchpad」上で、2回目となる仮想通貨「FET」のトークンセールが開催された。

同トークンセールは、日本時間2月25日23時より開始されたが、開始時刻からユーザーが殺到したと公式側は説明している。

24000人が事前申し込みを行い19,860人が買い注文を行なったが、実際に購入できた人数は2758だった。

購入上限として3000ドル(約33万円)が指定される中で、売上額で約7億円を計上したことは、その注目度を表している。

バイナンスのCEOであるCZ氏はトークンセール開始から約22秒で完了したと圧倒的なスピードでトークンセールが完了したことを報告した。

(セールは)およそ22秒で完了した。…キューは数秒で詰まる状態となっていた。

1月末、第1回目として開催されたBitTorrent社(トロンの子会社)が発行する新通貨BitTorrent Token (BTT)のトークンセールも開始から約10分で完了したことも影響し、2017年のICOバブル再来を予見しているとの声もある。

過去のICOでは、ボーダーレスで柔軟な資金調達方法として人気を博した反面、中身のないプロジェクトの乱立や詐欺が横行、世界の政府が投資家保護を理由に禁止、または規制に乗り出す動きが見られた。

では、なぜこのバイナンスのICOプラットフォームに再度注目が集まっているのか?それには複数の理由がある。

  1. プロジェクトやトークンの調査をバイナンスが行う点
  2. セール後の上場先に最大手バイナンス
  3. 明確なトークンロックアップ期間

まず、過去のICOの最大の懸念点であるプロジェクトの判断基準に、バイナンスの調査が入る点だ。詐欺などが問題とされてきた状況に、業界での信頼性が高いバイナンスが調査を行う事は、一部の懸念払拭に寄与している。

また、これまでのICOではロックアップ期間も大きな問題となっていた。ロックアップ期間とは、トークンが売買出来ない期間を指す。

例えば、トークンセールは終わったものの、上場取引所が発表されない状況や、極めて流動性の低い取引所にのみ上場する場合も、これと似たリスクを意味している。

投資において売却ができない可能性のリスクは極めて危険である。この上場までの期間の明確さだけでなく、流動性の高いバイナンスへの上場が予定されていることは、これまでのICOのリスク面が、利点に転換していることを意味する。

これまでのICOの懸念点を払拭したプラットフォームを同社の信頼性で実現したバイナンス、2度目の成功例が出たことによって、今後さらに注目度が増すことになるだろう。

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