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大手仮想通貨取引所OKEx、独自チェーンとDEXを立ち上げへ|OKBトークン需要を後押し

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OKEx、独自チェーンとDEXを立ち上げへ
大手仮想通貨取引所OKExは、独自のブロックチェーンと分散型取引所(DEX)をローンチする予定を発表した。ノードの選定方法などエコシステムの詳細も明らかに。

OKEx、独自チェーンとDEXを立ち上げへ

世界有数の大手仮想通貨取引所OKExは、独自のブロックチェーンと分散型取引所(DEX)をローンチすることを公式で発表した。それぞれの名称は、独自ブロックチェーンが「OKExChain」、分散型取引所が「OKDEx」となっている。

同取引所の大型アップデートを伝えたMediumの投稿記事には、主なアップデートの詳細が記載されている。以下がその一覧。

  • 独自ブロックチェーンのローンチ – OKChain
  • 初めての分散型取引所のローンチ – OKDEx
  • 取引所の独自通貨「OKB」トークン(現在オフチェーン)が4月に、ERC20ブロックチェーンに準拠した後、OKChainのメインネットに追加される
  • 7億OKBトークンのオンチェーンリリースが2020年から2022年にまで延期
  • OKBトークンは、OKEx取引所が立ち上げるトークン発行プラットフォーム「OK Jumpstart」で利用可能な唯一のトークンとなる

同取引所の運営チームは、独自ブロックチェーンの開発を進めていたことを明かし、現在OKChainの開発は最終段階を迎えているとした。2019年6月にテストネットへローンチする予定だとしている。

また、DEXの取引にOKBトークンの利用を計画していることも公表している。

公式投稿文には、以下のようにDEXの詳細が記されている。

我々はOKExの最初の分散型取引所(DEX)を「OKChain」上にローンチ予定で、そのブロックチェーン上では、(利用者が)スーパーノードの選定を行う。OKBトークンを用いることで、スーパーノードの候補者に投票を行い、OKDEx上で取引手数料が支払われるという仕組みだ。

OKBはトークンのプレセールにも利用される予定で、プロジェクトチームは、将来的にはサービス料としてスーパーノードに「OKB」の手数料を支払うことになる。

またIEO(initial exchange offering)のためのブロックチェーン・プロジェクト「OKJumpstart」では、これからも継続して、OKBトークンのみをネイティブトークンとするとしている。

IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)とは、資金調達のための、ICOのような仮想通貨トークンセールのこと。

従来のICOと異なり、大手取引所の上場が約束されている点や、トークンのロックアップの時間、もしくはトークンプロジェクトのセール、上場に関わる審査の欠如など懸念点が大幅に取り除かれるため、特に大手取引所が開催すれば、投資家人気も集まりやすいとされている。

なお、世界一取引所Binanceでは、1〜2月分のトークンセールkが共に数十秒で完売し、3回目では申し込んだ人数が過去最大となったことで、IEO需要が2017年のICOブームを上回るではないかと関心を集めている。

進む取引所のメインネット

今回OKExの独自のブロックチェーンリリースの発表は、仮想通貨取引所において初ではない。

世界最大の取引所Binanceは先日、BinanceChain・BinanceDEXのテストネットを発表し、現在試行中にある。なお、Binanceは現在のプラットフォームトークンBNBをBinanceChainへ移行させる予定もしている。

このように、大手仮想通貨取引所が独自のブロックチェーンを開発し、ネイティブトークンを利用し、さらにDEXを立ち上げることは、取引所の今後のトレンドになる可能性が高いだろう。

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