WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中期トレンド局面のビットコイン、上昇への休止符は打たれるのか|仮想通貨市況(クリプトキツネ)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中期トレンド局面のビットコイン、上昇への休止符は打たれるのか|仮想通貨市況(クリプトキツネ)
先週続伸したビットコインは、直近最高値を更新し調整を挟んだ後再び上昇を見せている。4時間、8時間足レベルのダイバージェンスが継続する中、直近最高値の更新ができるのか、あるいは調整を被るのかの局面に接近している。

前回記事の後ビットコインは続伸し、お伝えしたターゲット価格60万3000円から若干オーバーシュートしたものの、60万9000円で最高値を付け下落。現在再び直近最高値付近で推移している。早速、現在のビットコインが置かれてる状況を確認してみることにする。

また今回も前回記事同様に、マルチタイムフレーム(MTF)分析を行う。MTF分析における注意事項は前回記事を参考にされたい。

MTFでのBITFINEXBTCJPYの値動き

MACD観測

4時間足、8時間足共にMACDダイバージェンスが継続している状態であるが、日足レベルではMACDが逆行を開始、調整を挟んだあと上昇トレンドが継続する可能性はかなり低くなっている。

前回記事でも触れたが、8時間足のMACDダイバージェンス解消に伴って日足MACDが下に引きずられた場合はかなり大きな調整が入るものと考えられるため、現在の兆候(日足MACD逆行)は上昇トレンド継続にとっては喜ばしいものではない。さらに、調整いかんに問わず、4時間足MACDはゼロライン付近まで収束しているため、4時間足レベルでの大きな動きに警戒すべき水準に達していると言えるだろう。

MACDダイバージェンス

ダイバージェンス(Divergence)とは、「相違、乖離、逸脱」の意味で、値動きとMACDラインの推移が逆行している現象のことを指す。

RSI観測

4時間足のRSIは直近最高値更新後の下落によって、一度50ラインを割り込んだが、50ライン下に定着することはなく、再び50ライン上に回帰し推移している状態である。

今後、RSIの50ライン下で定着する動きが見られた場合は、初期の下降トレンド再び形成されていると考えることができる。また、50ライン付近でRSIがもつれている場合はトレンドレス(レンジ相場)であるといえるだろう。

RSI(相対力指数)

投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎであると一般的には言われている。

しかし、実践的には30%70%ライン自体はあまり重要ではない。RSIとは、「値動きに対する上昇幅の比率」である。従って、50%ラインを基準に上下の推移でトレンド判断が可能である。

読者の皆さんも一度計算式を見て、インジケータが実際何を表しているのか、ということを自分なりに解釈してみて欲しい。

OBV観測

4時間足レベルでのOBVを確認してみると、18日間程度続くサポートラインを割り込んでいるため、相場のにおける買いがかなり不健全な方向に傾いているという見方ができる。トレンドラインが形成される期間が十分に経過したので次回記事以降も定点的に観測する。

OBV(オンバランスボリューム)

出来高系インジケーターのひとつ。出来高を指数化して、その方向性と資金の流れを捉えるための指標。

今後のシナリオ

上昇トレンド継続の場合

更なる上昇トレンド継続(ないしは暴騰)の場合は、2018年11月19日の大陰線の始値付近である63万3000円(5360ドル)付近がターゲット価格になりうる。前回記事同様、4時間〜8時間足レベルのMACDはダイバージェンスを示唆しているため、ブレイクアウトでの安易な買い入れは危険である。

また、日足MACDを引きずらない形で上昇トレンドの大きな調整が入り、上述ダイバージェンスを解消する場合、55万3000円(4970ドル)付近までの下げは見込んでおくべきであろう。

初期の下降トレンド発生の場合

こちらについては、前回記事と目線にほぼ変わりない。ただし前回記事とは状況がかなり変わってしまったため、下落のターゲット価格は51万3000円(4640ドル)がまず第一に挙げられるであろう。これは日足のSMA200の価格水準である。

総括

上値に対して健全な上昇がかなり困難になってきているビットコインであるが、直近高値更新がないと断言することはもちろんできない。記事内で解説した、上値のターゲット価格である63万3000円付近での値動きや、下落により調整に入った際の値動きを見て、「対応するトレード」を読者の皆さんには心がけていただきたい。

ただし、MACDダイバージェンスによる上値への息切れは観測されているので、4時間足レベルでの安易な買いが危険水準に達しているのは事実である。

適切な資金管理下でのストップ設定のもと、今後の値動きに注目されたい。

Twitter:(@crypto_kitsune)

CoinPostの関連記事

弱い上昇トレンド継続のビットコイン、トレンドの方向性を探る|仮想通貨市況(クリプトキツネ)
OBVサポートライン内回帰、反発確認をした仮想通貨ビットコインは、ロング玉とショート玉双方を焼くような激しい動きを見せた後上昇に向かい、現在は今後のトレンドの方向性を探るような値動きとなっている。
ビットコイン有名トレーダーが解説、板トレードやチャートを見る上で大切なこと|青ハチミツダルマ対談【前編】
仮想通貨ビットコインFXを主戦場に、アルトコインやCFD、為替で幅広く活躍する有名トレーダー「青ハチミツダルマ」氏にクリプトキツネが対談式インタビュー。青ダルマ氏のトレード手法から私生活に至るまで、幅広く伺った。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/19 月曜日
21:16
ストラテジー、先週34億円相当ビットコインを追加購入 5週連続買い増し
ストラテジーは19日、10月12日から18日にかけて267BTCのビットコインを取得したと発表した。購入は5週連続で、保有量は848,517BTCに達した。証券買い戻し枠も30億ドルに拡大した。
15:05
9組織が「量子アライアンス」設立、ブロックチェーンの耐量子暗号基準を策定へ
9つのブロックチェーン関連組織が「量子アライアンス」を設立した。量子耐性の定義や耐量子暗号への移行基準を策定する。ビットコイン供給量の約30%が量子攻撃のリスクにさらされる中、4つの作業部会で標準化を進める。
14:50
セイラー氏、ビットコインは強気相場へ BTC裏付けステーブルコインにも言及
ストラテジーのマイケル・セイラー会長は講演で、ビットコインは強気相場に戻りつつあると述べた。銀行のカストディと与信の拡大を主な追い風に挙げたほか、優先株STRCの買い戻しや利回り付きステーブルコイン構想にも言及した。
11:38
7~9月の仮想通貨被害額は約1870億円、8割弱は直近の監査範囲外の経路=レポート
Hackenの報告で、2026年7~9月のハッキングや不正操作などによる仮想通貨被害は約1,870億円に上った。損失の多くは直近の監査が及ばない経路を通じて発生している。
10:54
ソラナ中国幹部が代表の上海法人を6月に設立 本体との資本関係は見当たらず
Wu Blockchainによると、Solana China共同責任者の堵燕菁氏が代表を務める法人が6月に上海で設立され、8月に合弁会社へ45%出資した。ソラナ本体との直接の資本関係は見当たらない。開発者イベント延期の経緯もまとめた。
09:39
Pacific Meta、チェーンリンクと提携拡大 機関向けトークン化
Pacific Metaが16日、Chainlink Labsと戦略的提携を締結。チェーンリンクの相互運用性プロトコルCCIPを優先採用し、コンプライアンスを自動化するACEも導入支援サービスに加えた。機関向けトークン化金融の国内導入を狙う。
09:32
コアウィーブら9社、OKXICEでの自社株トークン取引に異議
コアウィーブやブロードコムなど9社が、OKXICEでの自社株のトークン化取引に異議を申し立てた。SECのイノベーション免除制度に基づくものだ。
08:45
ビットコイン軟調、ETF流出と企業の買い鈍化が一因=ギャラクシー・リサーチ
ギャラクシーのアレックス・ソーン氏は、ETFの資金流出とBTCトレジャリー企業の買いの鈍さが10月のビットコイン軟調の一因と指摘。同社集計では、5年以上動かなかった古参BTCの放出が年初来で機関の吸収量を12万7,319BTC上回る。
08:24
BIS論文、預金金利上昇でステーブルコインの成長鈍化 USDCで顕著
BISのワーキングペーパーが、ステーブルコインと銀行預金は部分的な代替関係にあるとの分析を示した。預金金利0.01%上昇で平均15%の10週成長率は約12%、逆因果を補正すると約6%に鈍る。USDCの反応はUSDTより強い。
07:46
アルトコインの勢い鈍る、上昇基調の銘柄は9割から5割に=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が、8月下旬から続いたアルトコインの上昇局面の失速を指摘。バイナンス上場銘柄で200日線を上回る割合は9割超から約5割に低下し、直近15日間で1,340億ドル超が流出したという。
10/18 日曜日
11:30
ビットコインCPI・PPI上振れも8万ドル維持、FOMC金利観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)はCPI・PPI上振れを受け一時下落するも、8万ドル水準を維持し底堅さを示した。目先はFOMC金利観測の行方と8万ドルのサポート継続が焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/16)|英国の押収BTC・レジャー関連の資産流出・6年超休眠のBTCの動向まとめ
今週は、中国人詐欺師からロンドン警視庁が押収した約6万1,000BTC、仮想通貨ウォレットのレジャーに関連する資産流出事案、6年超休眠のビットコインクジラによる約4,582BTC移動に関する記事が関心を集めた。
10/17 土曜日
13:50
ビザ、ステーブルコインUSDCの事前入金を商用化 国際送金で24時間利用可
ビザは15日、ビザ・ダイレクトで国際送金の資金をUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めた。従来の資金調達の時間枠に頼らず、インヨ・グローバル経由で24時間利用できる。
13:20
トークン化株式市場の70%超、オンドとバックド2社が支配=IMFレポート
IMFは世界金融安定報告書で、トークン化株式価値の7割超をオンドとバックドが占めると指摘。24時間取引や少額取引での需要を確認した一方、流動性の低さと高い変動率を課題に挙げた。
13:10
クロードAI、量子コンピュータの設計で従来超え|仮想通貨の暗号を破る計算の一部も効率化
アンソロピックのAI「クロード」が量子回路を自律設計し、8種類の回路で公開済みの最良設計を上回った。仮想通貨が署名に使う楕円曲線暗号の解読に関わる計算の効率化も含まれる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧